3歳前後の子どもでも自分でお片づけができる!片づけやすい部屋作りの4つのポイントに声かけのコツとは?

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こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。

お誕生日にクリスマス、毎月届くこどもちゃれんじのおもちゃなど…
子どもの成長はとても早く、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、成長に合わせて日々おもちゃが増えていきますね。

小さなお子さんのいるご家庭の多くに共通するお悩み「お片づけ」。
私はお片づけが大好きです。
好きが高じて、お片づけをブログや本で熱心に研究したり、セミナーまで受講してしまった程の、自称お片づけマニア(笑)
我が家にお客様がいらっしゃると、いつも

友人
いつ来ても本当すごく片付いているよね〜!
夫の友人
おもちゃを見るまで、小さな子供がいる家とはとても思えなかった!いつもこうなの?
なんて言っていただけます。

今日は3歳前後のお子さんが、自分で片付けができる様になるためのコツを、我が家で4歳娘のみかんと一緒に実践していることを交えてご紹介します。

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お片づけの習慣は一生ものの大切なスキル

誰でも探し物をしたことがあると思うのですが…

「1日10分探し物をすると、1年で約61時間探し物に時間を費やしたことになる」

こんな風に考えたことはありますか?
しかも、

・朝の忙しい出かける前
・外出しようと思って準備している時
・明日までに準備しなければならないなど、期限が迫っている時

こんな、急いでいる時に限って探しているものが見つからなくて、時間に遅れてしまったり、睡眠時間を削ってまで探す羽目になったりします。
お部屋が散らかっていると、本当にいいことがありませんね。

仕事をしていても、仕事のできる人のデスクは片付いていることが多い様な気がします。
身の回りがすっきりと片付いていると、探し物をする時間を意味のある作業にあてたり、のんびりお茶を飲んだり、自分で決めたことに自由に使うことができますし、やるべきことを忘れて期日前に焦ってやる…なんてことも減ってきます。
何よりも、いつもすっきり片付いていれば、毎日気分良く過ごすことができますね。
これは学校生活だけでなく、大人になってもずっと大切な習慣です。

お片づけは誰でも初めからできるわけではありません。
でも、方法を教えてあげれば誰でもちゃんとできるようになります。
子どものこれからの長い人生のために、しっかりと役に立つお片づけのスキルを教えてあげたいな…とゆずは考えています。

まず親が部屋を片付けて、お手本を見せること

子どもにお片づけを教える前に、しなければならないこと。
それは、まず親が部屋を片付けて、子どもにお手本を見せてあげることだと思います。

家中散らかった状態で

ママ
ちゃんとお片づけしなさい!
なんて言っても、全然説得力がないですもんね。

お部屋が散らかっている場合は、まず家族で協力して家を片付ける様にしましょう。
大切なのは、みんなで協力すること。
部屋を片付けるのは、ママの仕事と思ってしまうかもしれませんが、家のことは家族の仕事です。一人で気負ったりせず、みんなでやりましょう。
子どもにお片づけを教えるのは、それからです。

私が一番参考にしているのは、”住まいの空間プロデューサー”として様々なお家を丸ごと片付けた数多くの経験をお持ちで、現在は片付けの実践だけでなく”美しい暮らしの空間アドバイザー”というお片づけのプロの育成にも力を入れている、安東英子さんの本『運命を変える収納術!』。
還暦を超えてもなおパワフルに活躍され、テレビ出演などもされている先生です。
安東英子さん、テレビなどをご覧いただくとわかるのですが…ものすごく面白くて、周りの人をハッピーにしてしまうようなお人柄。
この素敵なお人柄、そして依頼者さんのために心を込めてお片づけする姿勢は、本当に素敵です。

そして、もう一冊おすすめなのが、双子を育てるワーキングマザーであり、収納・片付けの達人でもある、”整理収納アドバイザー”Emiさんの本『OURHOME 子どもと一緒にすっきり暮らす』です。

『運命を変える収納術!』には2度と散らからないお片づけをする為に一番大切なお片づけの基本が、『OURHOME』には子育て中のママがぜひ実践してみたい、具体的な収納方法が数多く紹介されています。
よかったら、参考にしてみてくださいね。

お家の片付けは、プロに依頼したっていい

そして、どうしても家族だけでは片付きそうにない…そんな時は、お片づけのプロに依頼すればいいと思います。
お片づけって、苦手な方もたくさんいます。
一度片付いても、またすぐに散らかってしまう…ということも。

「お片づけにお金を払うなんて。」
「よその人を散らかった家に上げたくない。」

そんな気持ちもあるかもしれませんが、部屋が片付くだけで生活がガラリと変わるので、思い切ってプロに依頼するのもおすすめです。
先ほどご紹介した安東英子先生が育成しているアドバイザーさんだと、良心的な価格でお片づけをしていただけるだけでなく、お片づけ終了後もご自身できれいなお部屋を維持できるようにもしっかり配慮していただけます。
もし、興味がありましたらホームページをのぞいてみてください。

IN THE HOUSE〜本物のお片づけをご一緒に ホームページ

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子どもがお片づけしやすい部屋作り、4つのポイントとは?

2、3歳のお子さんには、お片づけをする力は十分あります。
保育園ではお片づけできるのに、家ではできない…その原因、実はお家の環境にあるのかもしれません。

自分でお片づけをする習慣を上手く育ててあげるためには、子どもが持つ力を伸ばしてあげるための環境作りが大切です。
ここでは、子どもが自分でお片づけしやすい部屋作りのための、4つのポイントをご紹介します。

【ポイント1】おもちゃや本を置くスペースは十分に、でもそこに収納できる分量以上には増やさない

当たり前のことですが、家の中の空間には限りがあります。
限りのある空間に、考えなしにものを買い込めば、散らかってしまうことは避けられません。
大切なのは、

最初に収納する空間を決めてしまい、「ここに収まる分しか買わない」と決めること

です。

お子さんの成長に合わせた十分なスペースを最初に決めてしまったら、それ以上に増えない様にコントロールしていきます。
こうすることで、つい衝動買いで無駄なおもちゃを買ってしまったり、お部屋がどんどんおもちゃで溢れていくリスクを減らすことができます。

【ポイント2】要るもの・要らないものの取捨選択は、子どもにさせる

とはいえ、お子さんの成長に合わせて「適したおもちゃ」はどんどん変わります。
何年も使えるおもちゃもあれば、一時しか使えないようなおもちゃもありますよね。
限られたスペースに、子どもの成長にあったおもちゃを置くためには、取捨選択が欠かせません。この『取捨選択』の作業を子ども自身にさせることが2つ目のポイントです。

子どものためのスペースですから、まだ子ども部屋がない時期でも、子どもの意思を尊重するのはとても大切です。
なぜなら、子どもに限らず人は『自分で決めた』ことにはきちんと納得する傾向があるからです。
小さなお子さんの場合は、もちろん大人の手助けは必要でしょう。
でも、とっておくのか、処分するのかを最終的にお子さんが自分で決められるように導いてあげるといいですね。

この時注意するのは、子どもの意見を尊重すること。
大人からすれば”ごみ”にしか見えないものでも、子どもが大切にしたいという場合は、とっておいてあげ、また別の機会に捨てるかどうかを聞くようにするといいと思います。

「全部いる!」と言われてしまったら…?

子どもの気はすぐに変わることもあります。
手放せるようになるまで、しっかり待って、ちゃんと自分で”不要”と判断できるようにしてあげるのが理想ですね。

もし今はそれが難しい場合は、一時”ごみ”に見えるおもちゃを隠します。
もし子どもが隠されたことにいつまでも気づかない場合、

①改めて子どもに見せて、「本当にいる?」と聞き直す
②明らかなゴミならこっそりと処分してしまう

このどちらかを、お子さんの性格に合わせて選んでみるのも良いでしょう。
”自由におもちゃを置けるのは決まったスペースだけだよ”ということを教え、自分で手放せるまで、新しいおもちゃを増やすのは待ってみるのも手です。

【ポイント3】おもちゃをしまう場所はジャンル毎に分ける

おもちゃの片付けで大切なのは、どのおもちゃをどこに片付ければ良いのか、おもちゃの住所をしっかり決めてあげることです。
「しまう場所がわからない」
これだけで、子どもはやる気をなくしてしまいがち。
そうならないよう、しまう場所を決める時には子どもにわかりやすいことが大切です。

我が家では、大きな入れ物をいくつか用意して、ざっくりとジャンルに分けてしまうようにしています。
例えば、

・ぬいぐるみ
・お店やさんごっこ
・積み木やブロック
・パズル系のおもちゃ

などの場所を用意して、ジャンルが同じなら色々な種類が混ざってしまってもOKということにしています。
例えば、アンパンマンとしまじろうのお店やさんごっこの道具は同じ箱…といった具合です。
子どもが好きなものの箱は大きく、好きではないものの箱は小さくしておきます。

この方法だと、新しいおもちゃが増えたときにもどこにしまえば良いのか子どもにも判断することができますし、同じジャンルのおもちゃがどれくらいあるのかが一目瞭然なので、今あるおもちゃの量の把握にも役立ちます。

先ほどご紹介した『OURHOME』という本では、子どもにもわかるよう入れ物に写真や絵をつけてあげる方法が紹介されています。
ご自宅で写真のプリントができるなら、おしゃれでわかりやすいのでお勧めです。

【ポイント4】ぎゅうぎゅう詰めはNG!空間に余裕を持たせる

工夫して入れないと入りきらなかったり、本がぎゅうぎゅう詰めで出し入れが難しい状態だと、子どもは自分でお片づけすることができません。
できないことがあると、小さい子どもは途端にやる気をなくしてしまいます。

自分でもちゃんと片付けられる量を守ることが、子どものやる気を維持することにつながります。
目安は、『子どもが適当に放り込んでもちゃんと全部収まる』くらいです。

子どもが自分でお片づけできるようにする為の声かけのコツ

最後に、子どもが自分でお片づけできるようにするために、我が家で心がけている声かけのコツをご紹介しますね。
もちろん、いつもうまくいくわけではありませんが、色々と試した中では、一番子どもがやる気を出しやすい方法かな〜と思います。
よかったら、ご家庭で試してみてくださいね。

1. 最初にやることを具体的に子どもに伝える

小さい子どもがいると、気づいたら部屋中におもちゃが散乱して、大変なことになっていること、ありますよね。
そんな時

ゆず
全部片付けなさ〜い!!
と言われた時の子どもの気持ちを考えてみましょう。

今、あなたの目の前にはどうしたら解決できるのかわからない難題が山積みになっています。その状態で上司に突然
「今すぐこの問題を全部片付けて!」
と言われたら、途方に暮れますよね。
でも、具体的にすべき順番や方法を教えてもらえれば、すぐに動き始めることができます。

大量に自分で散らかしたおもちゃを前に、ママに「片付けなさい」と言われるのは、子どもにとってはやり方のわからない無理難題が山積みになっているものを何とかしろと言われるのと同じような気持ちなのかな…と。
そこで、具体的にやることを子どもに伝えてあげるよう、我が家では気をつけています。

ゆず
お片づけしよう。最初に、お店やさんごっこのおもちゃを集めて箱に入れてみようか。
こうしてあげると、子どもが行動しやすくなります。
もしそれでも動けない場合には、最初だけちょっと一緒に手伝ってあげるのもアリです。

2. その場から離れる

子どもが自分で動き始めたら

ゆず
ママ、ちょっとお洗濯してくるね〜。
なんて声をかけて、その場を離れます。

おもちゃを片付ける子どもって、途中で絶対と言っていいほど、おもちゃで遊び始めますよね。あっ、これは多分遊んじゃってるな…という物音が聞こえたら

ゆず
みかん〜、お片づけ、どうですか〜?上手くいってる?困ってるところはない?
な〜んて素知らぬふりで、洗面所など離れたところから声をかけます。
すると、
みかん
片付けできてるよ〜
なんて、見え透いた嘘なのですが、良いお返事が返ってきます(笑)
そしてまた、そそくさとお片づけを再開してくれます。

子どもも片付けなければということはわかっています。
でも、3歳頃の子どもがおもちゃを目の前に最後まで片付けを続けるなんてとても無理ですよね。
その場にいるとつい

ゆず
ちょっと、遊んでるよ!片付けてっていったのに、どうして遊んじゃってるの?
こうなってしまいがち。
でも、こんな風に言われてしまうと、子どものやる気はしゅん…としぼんでしまいます。
その場から離れて、素知らぬふりで声をかけてあげれば、ママは家事がはかどってうれしいし、子どもはうっかり遊んでしまったことをママに咎められずにすむので、どちらにとっても円満です。

3. できない所は手伝うから声をかけてね、と伝えておく

片付けをしていると、

・どこに片付けたらいいかわからない
・本などが上手くしまえない

こんな感じで、子どもが「自分でできない」とつまずいてしまう部分が出てくることがあります。
子どもは「できない」と思うと手が止まって、意欲がしぼんでしまうもの。
ここはママがあらかじめ「手伝うよ〜」と言っておき、子どもが片付けの途中でお願いしてきたら、その部分だけを快く手伝ってあげましょう。
そうすることで、子どもが次の行動に進むことができます。

4. きれいに片付いたら、思いっきり褒める

子どもが自分の力で(多少はママの力を借りていたとしても)片付けられたら、大げさなくらい思いっきり褒めてあげましょう。
小さな子どもは、ママやパパに褒められるのが大好きです。
たくさん褒められると、次も頑張ろう!という気持ちにつながります。

我が家では子どもを抱っこして、”わっしょい!わっしょい!”ってしています(笑)

それでもできない日もあります。でも大丈夫!

ここまで、子どもがお片づけしやすい部屋作りのための4つのポイントに、子どもへの声かけの工夫について、お話してきました。
読んでいただいて、

家だけがダメなんじゃないだろうか…
毎回こんな風に接するなんて、無理だ…

そんな気持ちになってしまいませんでしたか?

今書いてきたことは、実際に我が家で実践して、うまくいっている方法であることに間違いありません。
でも、ここはすごく強調しておきたいのですが…

もちろん、いつもうまくいっているわけではないです!

ママも子どもも人間です。
子どもだって、ママに甘えたい日もある。
ママだって、疲れていて子どもに「こら〜、片付けなさ〜い!」とか、「なんでできないの!」なんてつい言ってしまう日もある。
子育てをしていて、毎日がすんなりうまくいくなんて、そんなの絶対に無理です。

もちろん我が家だって、できない日も、揉める日もたくさんあります。
それでもみかんは、少しずつお片づけが上手になり、できることが増えてきました。

「今日はできたね、すごい!」
「今日はできなかったけど、そんな日もあるよね」

ママも、子どもも、そんな毎日で全然OK。
できない日の方が多い時もあまり気にせず、ゆる〜く続けていきましょう♪

お片づけ育、始めませんか?

今日は我が家で実践している「子どもが自分で片付けられるようになるコツ」をお伝えしました。

◆子どもがお片づけしやすい部屋作り4つのポイント
・おもちゃのスペースを決め、収納できる量以上には増やさない
・要るもの、要らないものの取捨選択は子ども自身にさせる
・ぎゅうぎゅうにせず、空間に余裕をもたせた収納を
・おもちゃをしまう場所はジャンル毎に分ける

◆お片づけの時は、子どものやる気を応援する声かけの工夫
・最初に、やることを子どもに伝える
・その場から離れて見えないところからの見守りを
・できない所は手伝うと声をかけておく
・きれいに片付いたら、思いっきり褒める

お子さんが小さい内の方が、お片づけも教えやすいと思います。
「まだ小さいから…」な〜んて諦めずに、あなたもお片づけ育を始めてみませんか?

ご紹介した方法が、あなたのお子さんに合うかどうかはわかりませんが、この記事が、お片づけに悩むママのために少しでもお役に立てれば幸いです。

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