【耳鼻科医推奨!】鼻をかめない赤ちゃん〜3歳頃までのお子さんには鼻水吸引機「パワースマイル」がおすすめ。各種鼻水吸引グッズの比較も。

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こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。

保育園に通い始めた途端、赤ちゃんはバンバン風邪を引きます。
うちの娘は生後5ヶ月から保育園に通っていますが、最初の頃なんて半分も通えなかったな〜と。

保育園に入ると、赤ちゃんはとにかく風邪を引きます。
もちろん熱も出しますけど、鼻水に悩まされる期間がとにかく長い!

赤ちゃんが風邪を引いた時に困ること、それは鼻水。
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができません。
鼻が詰まっていると寝る時も苦しいし、小さな赤ちゃんの場合は窒息の恐れもあります。

そして、夜息苦しくて頻繁に起きる赤ちゃんに、親も相当悩まされます。

今日は娘の鼻水で悩んだ経験、そして耳鼻科・小児科の先生からいただいたアドバイスを元に、

・赤ちゃんの鼻水ケアが必要な理由
・各種鼻水吸引器具の比較
・一番おすすめ!耳鼻科医が推奨した「パワースマイル」のレビュー

こんな内容で、ご自宅でできる赤ちゃんの鼻水ケアについてお伝えしたいと思います。

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赤ちゃんや小さなお子さんに正しい鼻水ケアが必要な理由

「鼻をかむ」というのは意外と難しく、自分で鼻がかめるようになるのは早い子でも1歳半くらいです。これは個人差が大きいので、5歳くらいまでは自分で鼻がかめなくてもおかしくないんですよ。

鼻が詰まるとどうして困るの?

人間は基本的に鼻で呼吸をする生き物。

鼻はただ空気が通る穴…ではありません。
鼻の周囲には副鼻腔という大きな空間があり、肺に到達する前の空気を加湿し、粘膜を傷めないようにするという役割を担っています。

だから、鼻呼吸が自然なんですね。
生まれた時から赤ちゃんは鼻で呼吸をしているので、鼻が詰まるというのはとっても辛いことなんです。

鼻が詰まってしまうと、呼吸の妨げになります。
息苦しいことで、睡眠の妨げにもなりますから、1日の内大半を眠って過ごす赤ちゃんや、大人より睡眠時間が長く必要な子どもにとっては、鼻が詰まる影響は大人と比べると大きいです。

また、首がすわる前などの小さな赤ちゃんでは、窒息の恐れも。
大切な「呼吸」に関わることなので、鼻水のケアはとても大切です。

中耳炎の原因になることも

また、鼻水が溜まった状態が続くと、中耳炎の原因にもなります。
特に小さい子どもでは、大人よりもかかりやすい。

みかんも1歳半頃までは風邪を引くとすぐに中耳炎になり、何度も耳鼻科に通いました。
赤ちゃんや小さなお子さんは、耳の症状をうまく表現することができません。
中耳炎になっているのになかなか気づけない…なんてことも。

中耳炎にならないためにも、鼻水ケアはとても大切です。

でも、勢いよく無理にかむのはNG!

勢いよく鼻をかんで、耳にバリバリと響く様な感じがした経験はありませんか?
実は、勢いよく鼻をかむのは、耳へ負担がかかるためNGなんです。
やはり中耳炎の原因になったり、ひどくすると鼓膜が傷む原因になることも。

お子さんが上手に鼻をかめない場合、無理にかませるのはよくありません。
フンッとする力が弱すぎて鼻水がきれいにならないことだけでなく、強くかみすぎて鼓膜に負担がかかる心配もしなくてはいけないんですね。

この様な理由から、正しい鼻水ケアをすることはとても大切です。

お家でできる鼻水ケア、吸引器具の比較

私の母の世代だと、赤ちゃんの鼻水はパパやママが口で吸い出していたのだそうです。
赤ちゃんが鼻水を出している時は風邪などの感染症にかかっていることが多いのですが、鼻水の中には大量のウイルスが入っています。
鼻水を吸う=パパやママも風邪を引くということなので、この方法は全くおすすめできません。

最近は、お家でできる鼻水ケアの道具として、

・ストローの様になっていて、口を使って吸い出すタイプ
・スポイトの様なもので吸い出すタイプ
・電動で吸引するタイプ

が販売されています。
我が家ではどれも使った経験がありますので、特徴をまとめておきますね。

1. 口を使って吸い出すタイプ

口を使って吸い出すタイプの代表は「ママ鼻水トッテ」です。

ノーズピースを赤ちゃんの鼻の穴に差し込み、反対側にあるマウスピースを口にくわえて吸い込むと、中間にある容器に鼻水が溜まります。

この商品、ノーズピースがプラスチック製で硬いのがちょっと惜しいですが、ピースの形が良いのでしっかり鼻の穴に入り、鼻水は比較的よくとれます。
「鼻水が取れる」ということに関しては、間違いなくお値段以上。

ですが、結構失敗して鼻水が口に入ってくるんです…
というのも、容器の部分がしっかり下側に来ないと、鼻水がママの口側のチューブに簡単に侵入してしまうんですね。

私も、一緒にお仕事していた耳鼻科医ママも、実際に使ってみて「絶対失敗するよね〜」という結論です。(いや、失敗して本当に風邪がうつりました…とほほ。)

2. スポイトで吸い出すタイプ

スポイトで吸い出すタイプの代表は、「チュチュベビー鼻吸い器 鼻水キュートル」です。

こちらも実際に購入して、みかんに使用しました。
これ、鼻水が取れないわけではないのですが、やっぱりあんまり取れなかったかな…。
少なくとも、このスポイト式で吸っても、「スッキリ取れた」となったことは一度もなし。
むしろ、やると泣くので余計に鼻水が増えた感じに…

理由は、鼻に差し込むシリコンの部分の形状がストローの様な形だからだと思います。

みかんは鼻水のケアをとても嫌がったので、しっかりと鼻の穴にストロー部分を差し込むことができず、スポイトの陰圧がちゃんとかかりませんでした。
それが鼻水が取れにくかった原因だと思います。
これを嫌がらずに差し込ませてくれるタイプの赤ちゃんなら、もう少し取れたんだろうな…と。

親が吸い込む心配はないので、風邪がうつるリスクは低いと思いますが(逆流防止弁のところから鼻水がぶしゅっと飛び出ることがあるので注意!)、鼻水のケアを嫌がってしまうお子さんの場合は無力かもしれません。

3. 電動で吸引するタイプ

最後は電動で鼻水を吸引するタイプ。
ハンディータイプのものから、医療機器に近い感じのものまであります。

我が家にあるのは、「パワースマイル」という医療機器に近い感じのタイプです。
「パワースマイル」に関しては耳鼻科医お墨付きの威力!
ハンディータイプを使ったことがある耳鼻科医ママのお話では、やはりハンディータイプでは吸引力が足りないとのことでした。

3種類の中では電動タイプが最も鼻水の吸引に優れており、ケアをするパパ・ママの感染のリスクもありません。

耳鼻科医推奨の「パワースマイル」はやっぱりすごかった

鼻水から中耳炎になりやすかったみかん。

「鼻水キュートル」も「ママ鼻水トッテ」も試したけれど、全然上手くいきません。
娘は鼻水のために夜中しょっちゅう泣いて起きてしまうし、私は睡眠不足の所に風邪までうつり、母娘で疲弊…。

更に、風邪の発熱、風邪が治った頃には今度は中耳炎で発熱し、1ヶ月の半分も保育園に通えない状況が続きました。

そこで職場の耳鼻科医ママに相談したところ、勧められたのが「パワースマイル」です。
医療機器の様なタイプの吸引機だけあって、価格も2万円以上と高価。

しかも、その時はAmazonで注文してもすぐには届かなかったため、耳鼻科医ママが「パワースマイル」を急遽貸してくれることになりました。

「パワースマイル」で鼻水の悩みはほぼ解消

「パワースマイル」は、まるで医療機器の様な本格的な鼻水吸引機。
私がお借りしたのは、シリコンオリーブ管付きというものです。
シリコンオリーブ管とは、鼻の穴に差し込む先のパーツのこと。

3種類のシリコンオリーブ管が入っており、赤ちゃんの鼻の穴によって使いやすいものを選びます。我が家はもっぱら一番右側の、根元の膨らみが大きいタイプを使っていました。

「ママ鼻水トッテ」も丸い形状のノーズピースがついていましたが、あちらはプラスチック製で硬い素材でできています。
シリコンは弾力のある素材なので、鼻の穴へのフィットがよく、しっかり陰圧が伝わるため、鼻水を効率よく吸い出すことができます。

機械の力で吸引するので、パパやママは吸引作業だけに集中することができます。
更に…慣れてくると、子どもが勝手に吸引する様になりました!

赤ちゃんが、自分で鼻にノズルを当てているところ、想像してみて下さい。
めっちゃ可愛い♡

最初は嫌がって泣いた娘。
でも、鼻水がきれいになって気持ちいいことがわかったのでしょう。

みかんは1歳頃には自分で吸引管を鼻にあて、右の鼻、左の鼻…と自分で鼻の吸引をしていましたね。その姿がなんともかわいくて、パパと一緒に笑いました。

ちなみに、「パワースマイル」以外にも、医療機器の様なタイプの鼻水吸引機は販売されているのですが、耳鼻科医ママ曰く、耳鼻科医ママネットワークで「パワースマイル」が一番評判が良いとのこと。

耳鼻科医ママ本人も、先輩耳鼻科医ママからの評判を聞いて購入したのだそうです。

「パワースマイル」を使ってよかったこと

ちょっと使ってみて「パワースマイル」の良さはすぐにわかり、我が家でもすぐに購入することに。
「パワースマイル」には本当に助けられました。

Amazonパワースマイル販売ページより

「パワースマイル」を使ってよかったのは、やはりしっかり鼻水が取れるところです。
鼻水がしっかり取れる様になったことで、娘は夜中に起きる回数が少なくなりました。

また、他の鼻水吸引グッズだと1回ずつ全体を洗わないと使えなかったので、夜中に何度も起きては鼻水を吸い、娘を寝かしつけたら器具を洗う…という繰り返しが辛かったのですが、パワースマイルなら吸引ボトルが大きいので、最後にちょっと水を吸っておけば一晩置いておいても問題ないので、本当に楽でした。

何より、みかんが中耳炎になる頻度が減りました。
みかんも辛い思いをしなくて済むし、私もまともに仕事に行ける様になり、救われる想いでした。

耳鼻科医ママがパワースマイルを勧める理由

耳鼻科医ママ達がパワースマイルをお勧めする理由。私、インタビューしてきました。

・吸引力の強さ
・吸引のしやすさ

この2点だそうです。
パワースマイルは吸引力がしっかりしていて、日々診察室で医療機器を使っている耳鼻科医の目線から見ても、合格点の吸引力なのだそう。
また、オリーブ管の形状と材質が、吸引力をしっかりと鼻へ伝えるのにとても良いとのことでした。
私がずっと愛用していた、一番根元が太いタイプのオリーブ管が、やはり一番吸いやすいとのこと。

日々の診療で鼻水吸引をしている先生の太鼓判ですから、素晴らしい使い心地にも納得です。

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「パワースマイル」3つの欠点とは?

「パワースマイル」は非常に良い商品ですが、欠点もあります。
実際に使用する中で感じた欠点は、3つありました。

洗うパーツが多い

まず、他の鼻水吸引グッズと比べると、洗うパーツが多く少し面倒に思うかもしれません。
長い吸引チューブや、たくさん入る吸引ボトル。
夜中洗わなくて良いのは本当に助かりますが、その分洗い物はちょっと面倒になります。

洗うのが面倒な場合におすすめなのは、「ママ鼻水トッテ」のボトルを利用すること。
これ、「パワースマイル」を貸してくれた耳鼻科医ママから教わりました。
鼻に入れるオリーブ管はぜひ、シリコンタイプを。
そして、吸引機との間に「ママ鼻水トッテ」を挟めば…そこだけ洗えば済む様になります。
実際にやってみましたが、誤って吸引ボトル側へ吸ってしまうこともありました。
また、夜中置いておきたい…という睡眠優先の場合には、そのまま利用する方がいいかもしれません。

2万円以上と高価

他の鼻水吸引の商品は数百円〜せいぜい数千円で購入できるのに比べ、「パワースマイル」は2万円以上と高価です。

ただ、

・娘の鼻水がしっかり取れて、夜中の鼻水吸引の作業が格段に楽になった
・娘が中耳炎になりにくくなった
・そのお陰でまともに仕事に行ける様になった

これらのメリットを考えると、全く惜しくない金額だと思えました。

余談ですが、パワースマイルは医療費控除の対象になります。
領収書は取っておいて、年末の確定申告の際には控除の申請をして下さいね。

他の鼻水吸引グッズよりもかさばる

当然かもしれませんが、ハンディーサイズになっている他の鼻水吸引グッズよりはちょっとかさばります。
とはいえ、サイズ的には収納に困るほどの大きさではないので、みかんが成長して鼻がかめる様になってからは、我が家では子供用クローゼットの上の棚に収納されています。

収納する時のことを考えて、購入時の箱は取っておくのがおすすめです。

赤ちゃんの鼻水ケアには、耳鼻科医推奨の「パワースマイル」がおすすめです

鼻水ケアは、赤ちゃんの頃はもちろん、お子さんによっては5歳頃まで必要になります。
鼻水ケアは

・赤ちゃんの睡眠の質を良くし、窒息を防ぐ
・中耳炎を予防する
・誤った鼻のかみ方による鼓膜の損傷を防ぐ

こんな理由でとても大切。
赤ちゃんが寝てくれなければ、お世話するパパやママの疲弊にもつながりますので、ぜひしっかり正しいケアをしてあげましょう。

鼻水ケアのグッズとしては、「パワースマイル」が最もおすすめで、次点としては「ママ鼻水トッテ」が勧められます。

特に「パワースマイル」はケアするパパやママの感染リスクもなく、しっかりと鼻水のケアができるため、一番オススメです。
オリーブ管吸引機を用いたケアは、職場の耳鼻科医ママだけでなく、様々な耳鼻科の先生からも推奨されていますので、お悩みの方はぜひ試してみてくださいね。

小さなお子さんの鼻水ケアに悩んでいる方に、この記事がお役に立てれば幸いです。

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