こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。
先日、4歳の娘みかんへのクリスマスプレゼントに、cuboro(キュボロ)を贈りました。
なぜキュボロを贈ったかというと…
みかんはピタゴラスイッチが大好きなんです。
中でも、ピタゴラ装置とよばれる、日用品を組み合わせて絶妙に組み立てられた『からくり装置』に興味津々で、赤いビーだま「ビーすけ」が、黒玉軍にさらわれた兄弟を助けるために奮闘するというストーリー仕立てになった「ビーだまビーすけの大冒険」にすごくはまっています。
ピタゴラスイッチ 番組公式ホームページより。
みかんが大好きな「ビーだまビーすけの大冒険」が収録されたDVDブックはこちら。親子で楽しめる1冊で、我が家でも繰り返し観ています。
クリスマスの前、みかんはずっと
目次
cuboro(キュボロ)とは?
キュボロはスイスキュボロ社製の木製のおもちゃです。
同じ大きさの立方体の木製の積み木にトンネルや溝が彫られており、組み合わせることでビー玉が通る道を作り、ビー玉を転がして遊びます。
藤井聡太棋士が幼少期に遊んでいたおもちゃとして紹介されて一躍有名となり、一時期は品薄状態が続いたり、価格が高騰していたおもちゃでもあります。
cuboro(キュボロ)の種類
購入する前に調べてみてわかったのですが、キュボロにはいくつかの種類があります。
ざっくり言うと中に入っているパーツが異なるのですが、大きく分けて2種類と考えたらわかりやすいです。
1. キュボロ クゴリーノ(cuboro Cugolino)
クゴリーノは、キュボロの入門編という感じで、3歳のお子さんから楽しめるようになっています。
追加セットを含めるといろいろありますが、基本のセットは
・キュボロ クゴリーノスタート(cuboro cugolino start)
この2種類です。
キュボロとの違いは、
・キュボロは5cmの立方体だけで構成されているが、クゴリーノは色や形が色々ある
・クゴリーノは積み木の中を通るトンネルのパーツがごく少数に抑えてある
この2点です。
あとでキュボロのご紹介の時に詳しく触れますが、ビー玉が進み続けるためには落とす所が必要になるのですが、クゴリーノには落とすためのパーツがある以外にはあまりトンネル的なパーツは入っていません。
基本的には、溝をつなげてビー玉の通り道を作ります。
見えないトンネルをつなげるという作業をしなくて良い分、小さなお子さんでも簡単に組み立てて、楽しむことができるんですね。
また、見た目にもカラフルなパーツがあるので、小さなお子さんがはまりやすい要素があると思います。
この後ご紹介するキュボロとも組み合わせて使うことができるので、まずクゴリーノを購入して、お子様の成長に合わせて後からキュボロを追加する…というのもいいかもしれませんね。
キュボロ公式ホームページもありますが、日本語でも英語でもない言葉(何語なのか私にはわかりません…)で書いてあるのであしからず(笑)
2. キュボロ(cuboro)
キュボロはクゴリーノと違って、すべてのパーツが5cm角の立方体でできています。
また、立方体にトンネルが掘ってあるタイプのパーツの数も増えています。
対象年齢は5歳からと、クゴリーノの3歳からより2歳高めの設定です。
クゴリーノと同様、追加セットを含めるといろいろありますが、基本のセットは
・キュボロ スタンダード(cuboro standard)
この2つです。
クゴリーノと比較すると、トンネルの種類が豊富になっています。
トンネルで「見えない道」を作ることが、キュボロの醍醐味の一つであり、知育に役立つ特徴でもあります。
お子さんの年齢にもよりますが、『知育』という観点では、クゴリーノよりは断然キュボロがお勧めだと思います。
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4歳娘とcuboro(キュボロ)で遊んでみた
キュボロの対象年齢は5歳から。
娘は4歳ですが、長く使いたい我が家はキュボロベーシス(cuboro basis)を選びました。
クリスマスの朝、ツリーの下に置いてあったキュボロを開けると
その日から、毎日のようにキュボロで遊んでいます。
では、我が家にやってきたキュボロを、パーツや、みかんが遊ぶ様子、そして私が組み立てたものの動画も交えながら、ご紹介していきます。
キュボロの中身はこんな感じ
キュボロ ベーシスの箱を開けると、5cm角のパーツが30個、ビー玉が5個入っています。
最初はこんな並びではなかったのですが、みかんが片付ける時に「コースを作って片付ける!」と言うので、私のお手伝いもありつついつもこんな感じに片付いています。
他には、ちょっとした説明書のようなものも。
チラシみたいな紙に、作り方の例が1つ、詳しく載っていました。
なぜチラシに!と言うツッコミが心の中で入ります。
冊子の方にも多少は作り方の例が載っていますが、チラシの方が詳しいという(笑)
慣れると自分で考えながら作るので、早々にいらなくなるからなのかもしれませんね。
パーツはどんなかといいますと…
①穴も溝もないただのブロック。
②まっすぐな溝と、いろいろな向きにトンネルが掘ってあるブロック。
③曲線の溝と、いろいろな向きにトンネルが掘ってあるブロック。
④ビー玉を落として加速する役割のあるブロック。
(穴が空いている場所が違うの、お気付きでしょうか?)
最後に、⑤ビー玉が入る器のブロックと、⑥十字になっているブロック。
こんなラインナップで、30個のブロックが入っています。
キュボロ初心者の4歳の遊び方
キュボロを手に入れて1週間も経たないみかん。
今の遊び方は…
・短い立体コースを作って遊ぶ
・トンネルを通すコースを作るのはまだ難しそう
こんな感じです。
先ほどご紹介した①〜⑥の全てのブロックを使っていますが、中に掘ってあるトンネルは有効活用ができていません。
一方、④のビー玉を落として加速させるブロックの役割はなんとなくわかっているようで、スタート位置には必ず配置していますし、途中に置くこともできていました。
動画は私が作ったものですが、例えばこんなコースが娘も作れます。(少し手伝いますが)
トンネルを使ったコースを作るのがキュボロの醍醐味!
溝をつなげて進むコースをビー玉が転がり落ちるところを見るのも楽しいのですが、キュボロの醍醐味はやはり、トンネルを使った「見えない道」を作るところ。
4歳のみかんにはまだ難しいようですが、そのうち自分で作るようになると思います。
先ほどのチラシにあった組み立て方が、一部ですが見えない道を使った部分もあったので、私が作ってみました。
もちろん、もっと長いトンネルを通すこともできます。
見えない道が繋がると、大人でも結構うれしいです。
cuboro(キュボロ)が知育に良い3つのメリットとは?
娘のクリスマスプレゼントを選ぶ際、実は結構悩みました。
こちらの記事にした通り、いくつかの「ピタゴラ装置的おもちゃ」を検討していたのですが…
【内科医ママ推薦!】ピタゴラスイッチ好きなお子様におすすめの知育おもちゃ5選!クリスマスや誕生日プレゼントにも

やはり、キュボロが一番いい!と確信して、購入に踏み切りました。
「踏み切りました」なんて書くと大げさだと思うでしょう…?
だって…キュボロ高いんですよ〜。
1セットで数万もするので、本当にいいと確信しないと買えないお値段です。
私が、キュボロが他のおもちゃより圧倒的に高価でも、やはりこれがいいと思った「知育」へのメリットを3つ挙げたいと思います。
【メリット1】空間認識力が養える
キュボロの特徴とは
・トンネルが掘ってある
・全てのパーツが5cm角にそろえられている
この2つ。
これ、さりげないですが、とっても大切なんです。
トンネルをつなげて、見えない道を作るのは、溝をつなげて見える道を作るよりも遥かに思考力、想像力、集中力を必要とします。
更に、高さのあるパーツは一つもないので、どのように積み上げるかを考えなければなりません。
購入前にもいいのではないか…と思ってはいましたが、実際に自分で組み立ててみると、想像していたよりもさらに「考える力」を要求される印象を受けました。
特に、トンネルを作ってつなげる作業や、高さのあるコースを組み立てる作業は、空間認識力の非常に良いトレーニングになると思います。
【メリット2】思考力が養える
2つ目のポイントは、斜めに下ることができるパーツが1つもないことです。
先ほどご紹介したおすすめおもちゃ5選に登場したおもちゃを見ていただくとイメージが湧きやすいのですが、ビー玉を転がすおもちゃの多くは斜めのスロープが作れるタイプなんです。
キュボロでも、入門編のクゴリーノにはスロープを作れるパーツが入っています。
作ってみると実感するのですが、スロープがあるとコースを作るのが簡単なんですよね。
逆に、キュボロの様にスロープのパーツがないと、急に難しくなります。
キュボロは、④のビー玉を落とすパーツを使ったり、③の右側のブロックの様なトンネルの入り口と出口の高さが異なるパーツの中を通すことによってのみ、ビー玉を加速することができます。
長いコースを作っても、適度なところで加速するためのポイントを作ってあげないと、ビー玉は減速して止まってしまい、ゴールにたどり着きません。
ちょっと物理的な表現をすると…
「位置エネルギーを運動エネルギーに変換することで、ビー玉が進む」
ということを、理論ではなく自然と体で感じられる。
実際にコースを作ってみると、ギリギリでビー玉が落ちて進んでくれたり、ギリギリでたどり着かなかったり、大人でも結構考えさせられるんですよね。
この、『一筋縄ではいかない』ところが、キュボロが思考力を培ってくれる大きなポイントだと思います。
【メリット3】大人も楽しめるので、親子の時間が増える
これは「知育」に良いと言い切っていいのかは分かりませんが、少なくとも子どもの成長には間違いなくいい影響を与える要素の1つだと思います。
子どもと遊ぶ時って、お店やさんごっこやおままごと、ぬいぐるみ遊びなどに延々と付き合っている時…
こんなことを書くと「ゆずは冷たいママだ!もっと子どもを大切にしてあげないと」と思われるママさんもいらっしゃるかとは思いますが、ご批判も覚悟で言うと、私は正直しんどいと思うことがあります。
適当なところで切り上げて、「ごめんね、ママそろそろお夕飯の支度しないと。」なんて言っちゃうこともあります。
キュボロの良いところは、大人も楽しめるところ。
もちろん、好みはあると思いますが…私はキュボロなら純粋に子どもと楽しめると感じました。(つい一緒になって遊びすぎて、みかんの寝る時間が遅くなってしまうことも…)
また、パパが子どもと遊んでくれない…というお悩みを持つママもいると思いますが、お店やさんごっこには付き合ってくれないパパでも、キュボロなら一緒に遊んでくれる可能性、結構あると思います。
子どもはパパやママが大好き。
一緒に遊んで親子の時間が増えたら、家族みんながハッピーです。
cuboro(キュボロ)の欠点
購入してみてわかったキュボロの欠点は
・価格が高い(3万〜数万円します)
・積み木なのでそれなりにスペースをとる
・木製なので結構重い
・ビー玉を使うため、赤ちゃんのいるご家庭では誤飲に注意が必要
この4つです。
みかんがすごく気に入っているので本当は年末の帰省の際にも持って行ってあげたかったのですが、重いしそれなりにかさばるので、帰省のお供は持ち運びが簡単なLaQ(ラキュー)にしました。
スペースをとると言っても、きちんと箱に収まるので、収納の面ではそんなに困りません。
ちょっと重いですが、4歳過ぎのみかんでも自分で運んだり、お片づけしたりはできています。
我が家ではお片づけもみかんが自分でしていますが、誤飲の恐れがある小さな赤ちゃんがいらっしゃるご家庭では、保管に十分注意するようにして下さいね。
キュボロ、価格は確かに高いです。
ですが、
・小さな頃から使えて、長く楽しめる
・ビー玉を転がすタイプのおもちゃの中では、「知育」の面でキュボロ以上のものはない
こんなメリットもあります。
遊びの中で「考える力」を養えると思うと、知育のための教材などを買うよりはずっと割安かな…と感じています。
先ほど登場したLaQについて気になった方は、こちらの記事もみてみて下さいね。
【3歳後半〜】脳の発育を促進する知育おもちゃLaQ(ラキュー)はパズル好きのお子様におすすめ!使用してみてわかった良い点・欠点のレビューに作り方も

cuboro(キュボロ)を購入する時の注意点
キュボロを購入する際には、注意することが2つあります。
【注意点1】基本のセットを購入しよう
1つ目は、初めてキュボロを購入する際には、基本のセットを選ぶこと。
先ほどご紹介した、基本のセット
・キュボロ スタンダード
・キュボロ クゴリーノ(キュボロ入門編、3歳〜)
・キュボロ クゴリーノスタート(キュボロ入門編、3歳〜)
から、ご予算や保管スペースに合わせて選ぶようにしましょう。
初めての場合には、追加用のセットを購入することのないよう注意して下さいね。
【注意点2】価格はよく比較して、高すぎるお店に注意を!
2つ目は、店舗によって価格がまちまちだということを、知っておいて下さい。
将棋の藤井聡太棋士が幼少期に使っていたおもちゃとして取り上げられてから、ネットショップ上では一時品薄状態が続き、それに便乗して明らかに定価より高い価格で売っているお店もあった様です。
今は少し落ち着いている様ですが、高すぎるお値段で売っているお店には注意が必要です。
購入前には複数のお店の価格をよく比較して、不当に高い値段で買うことの無いように気をつけて下さい。
【追記】cuboroで1年遊んだらこうなった!5歳になった娘、空間認識力や思考力がレベルアップしています
クリスマスにcuboroをプレゼントしてから、もうすぐ1年。
娘は5歳になりましたが、相変わらずcuboroで楽しく遊んでいます。
5歳になると、
・見えないトンネルが複雑につながったコースも作れる
・ビー玉が最後まで進むために、途中で適切に段差を作ることができる
・たくさんのパーツを使った、大きなコースを作ることができる
娘の遊び方は、こんな風に進化しました。
親が思いもしないような複雑なトンネルのコースを作ることもしばしばあり、びっくりします。
cuboroで遊んでいる効果なのか、「見えないところを想像する」力もついてきていますね。
例えば、紙パックのジュースにストローをさして飲んでいる時。
中身が少なくなってくると、コップで飲む時のように逆さまにして飲もうとするお子さんが多いと思いますが…当然、それでは中のジュースは飲めません。
そんな時、
ヒントだけにして、答えは教えません。
すると、ちゃ〜んと『ひっくり返したらジュースがストローの先に来ないから、飲めないんだ』ということがすんなり理解でき、中のジュースを最後まで飲むためにどうしたらいいのかを自分で考えることができています。
こんな風に、娘の思考力は日々進化中です♪
cuboro(キュボロ)は親子で楽しめて、知育にも良いおもちゃでした
キュボロは大人も一緒に夢中になれる、知育に良いおもちゃでした。
・キュボロにはキュボロとクゴリーノの2種類がある
・クゴリーノは入門編、知育により優れているのはキュボロ
・キュボロはトンネルを使って空間認識力を育める
・スロープがないことで、高い思考力を養える
・大人も一緒に楽しめるので、パパも子どもと遊んでくれるかも!?
ちょっと高価ではありますが、とっても良いおもちゃであることは間違いありません。
ピタゴラスイッチやパズルなどが好きなお子さんへの特別なプレゼントにぴったり。
購入に悩んでいらっしゃる方へ、少しでも参考になれば幸いです。