【子供のためのインフルエンザ予防対策10選】手洗いうがい…だけじゃない!内科医ママのおすすめを紹介

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こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。

インフルエンザが猛威を振るっていますね。
全国で学級閉鎖や学年閉鎖が相次ぎ、中には学校閉鎖になったところもあります。

5歳の娘は保育園に通っているのですが…
小さい子って、大人と比べるとインフルエンザを予防するのが難しいと感じます。

お友達同士でベタベタするし、手洗いも下手だし、鼻水を手で拭いたりしちゃう。
咳やくしゃみも手をあてずに平気でするし、かからない方が難しいかと。

でも。
小さい子こそ、インフルエンザにかからないように気をつけてあげたいですよね。

この記事では、我が子をインフルエンザから守りたい…というパパ、ママに向けて、小さい子でもできるインフルエンザ予防の対策について、内科医ママの視点からお伝えします。

どれもご家庭でできることばかりですので、ぜひ読んで実践してみて下さいね。

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子どものためのインフルエンザ予防対策10選!

これから、子どものためのインフルエンザ予防対策を10個ご紹介します。
1つ目の「予防接種を受ける」以外は、どれもインフルエンザではない風邪や胃腸炎などにも効果が期待できる方法。

この冬を元気に過ごすために、ぜひチェックしてみて下さいね。

1. 予防接種を受ける

やはり、これは外せません。

インフルエンザの予防接種って、

せっかく予防接種したのに、去年はかかっちゃったんだよな…
な〜んてこともあるので、

「予防接種、本当に打つ意味あるんですか?」

と外来でよく聞かれますが…

ゆず
ちゃんと効果はありますよ〜

インフルエンザで怖いのは、重症化、特にインフルエンザ脳症で命を落とすことです。
小さなお子さんは重症化しやすいため、それを防ぐためにも予防接種を受けるようにしましょう。

大切なことなのでしっかりとお伝えしますが
『インフルエンザの予防で最も重要なことは予防接種を打つこと』
です。
これからご紹介する他の9つの方法とは比較にならない位、予防接種には意味があります。
とにかく予防接種を確実に打つことが一番大切。

予防接種については、以下の記事で詳しく解説していますよ。

2. 早寝・早起き・ご飯をしっかり!

2番目は、早寝・早起き、そして栄養をしっかり摂ることです。

インフルエンザだけに限らず、感染症は体が弱っている人の方がかかりやすいし、かかった時に重くなりやすいもの。
だから、体力を落とさないことが大切なんですね。

インフルエンザが流行する時期は特に、規則正しい生活を心がけて、お子さんの体力が落ちないよう気をつけてあげて下さい。

3. 外で遊ぶ

外遊びをおすすめする理由は2つあります。

1つ目は、室内にはインフルエンザウイルスがこもってしまうこと。
ご家庭で遊ぶ場合はまだいいのですが、不特定多数の子どもが集まる室内遊び場は、十分な換気をしなければウイルスがこもって感染しやすい状態。
それに、おもちゃに付着したウイルスも心配です。

2つ目は、日光に当たることで、体内のビタミンDが増えるためです。
ビタミンDには免疫力をアップさせる効果があるんですよ。

4. 人混みを避ける

インフルエンザの流行期は、人混みに行けばどこにインフルエンザにかかっている人がいてもおかしくない状態。
人混みを避けることで、インフルエンザをもらってくるのを防ぐことができます。

インフルエンザが流行している時期は、人混みで遊ぶよりは、風通しの良い屋外で元気に遊びましょう!

5. アルコール消毒ジェルを使う

インフルエンザ予防といえば、「うがい・手洗い」と思っているかもしれませんが…
子どもって、しっかり教えてもちゃんと手洗いできてないんですよね。

それどころか、医療従事者のようにトレーニングを受けていなければ、大人でも洗えていません。
手洗いで手についたウイルスがきれいになったと思ったら、大間違いなんです。

インフルエンザや一般的な風邪ウイルスをきれいにしようと思ったら、アルコール消毒がおすすめ。
アルコールは、ノロウイルスには効果が期待できないものの、その他の多くのウイルスに有効なんですよ。

使うなら、小さなお子さんは手に塗り込みやすいジェルタイプが使いやすいです。
ちなみに、わが家で使っているのはこちら。

ポンプタイプを自宅に、小さな携帯用ボトルはカバンに忍ばせ、こまめに使うようにすると良いですね。

6. 紅茶を飲む

「子どもは手洗いが下手」とお伝えしましたが…うがいも下手です。
保育園などで子どもたちがうがいしているのを見てみると、ほぼ全員が意味のないうがいしかできていませんね。

手洗い・うがいの習慣づけをするのは大切ですが、小さい内は予防にはなっていないと考えた方がいいです。

普通の水でも、うがいよりは飲む方がおすすめなのですが…
もしかしたら、紅茶を飲む方が水よりも効果が高いかもしれません。

実は、紅茶にはインフルエンザウイルスの感染力を無力化する効果があるという報告があって。医学的に十分なデータが集まっているとは言えないのですが、予防できる可能性はゼロではなさそうなので、うちでも家族で紅茶を飲んでいます。
まぁ、元々私が紅茶好きなんですけどね。

お子さんには、カフェインの取りすぎにならないようデカフェの紅茶がおすすめです。

紅茶の効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。
効果をアップする飲み方や、逆に効果がなくなってしまう飲み方もあるので…
もし「やってみたい!」ということであれば、記事を読んでから実践して下さいね。

7. マスクをする

もしもお子さんがマスクを嫌がらないのであれば…マスクを使うのはおすすめです。

マスクをすると、空気中のウイルスを吸い込まなくなるから…?
いいえ、違うんです。

人間は無意識に、顔を触ってしまうもの。
特に小さなお子さんは、すぐに口に指を入れたり、鼻をほじったりしますよね?
手にはウイルスがついているので…
それを口や鼻に持っていくと、粘膜からウイルスが侵入して病気になってしまうんです。

マスクをしていると、顔を触りにくくなります。
その分、感染の機会が減るわけなんですね。

お子さんには、

・手にはウイルスがついていること
・手についたウイルスが口や鼻から体に入って病気になること

を、お子さんの年齢に合わせた言葉でしっかりと、そして繰り返し、教えてあげて下さい。

8. 外での飲食を控える

食事は口にものを入れる行為ですから…
外での飲食って、感染のリスクが高い行為なんです。

特に、電車やバス、子どもたちが集まる屋内型の遊び場などで、お子さんがおやつを食べたりすると…手についたウイルスを口に入れてしまうことに。

どうしてもするなら、何かを飲んだり食べたりする前に、手洗い+アルコール消毒ジェルで手をしっかりときれいにしましょう。

9. きのこを食べる

ウイルスをもらいやすい小さなお子さんほど、免疫力をアップさせておくことは重要です。
免疫が強ければ、多少のウイルスが入ってきても、撃退できますからね。

きのこには、免疫力をアップさせる効果のある

・βグルカン
・ビタミンD

が多く含まれています。
毎日の食事に取り入れて、病気に対する抵抗力をつけておきましょう。

きのこのビタミンDは、1時間程度の天日干しでさらに増えると言われています。
そのまま食べてもOKですが、もし余裕があれば試してみてもいいですね。

10. 乳酸菌を習慣的にとる

最後にご紹介するのが、乳酸菌の摂取です。
ヨーグルトや、ヨーグルト飲料を毎日摂るイメージですね。

例えば、R-1という乳酸菌飲料。
2つの町(佐賀県有田町、山形県舟形町)の保育園・幼稚園児、小中学生全員と関係職員全員に継続的にR-1ヨーグルトを摂取してもらったところ、周辺地域と比較してインフルエンザにかかる人が少なかった…と報告されました。

このように、いくつかの乳酸菌では、NK細胞という免疫を担当する細胞の力をアップさせることで、インフルエンザや風邪などの感染症にかかりにくくなる…というデータが出ています。

ただし、『習慣的に』がポイント。
先ほどのR-1の例では、有田町では9月から、舟形町では6月から摂取していたとのこと。
インフルエンザが流行しだしてからでは遅く、毎日の生活に取り入れることが大切です。

ご紹介した10の対策をまとめておきますね。

子ども向けインフルエンザ予防対策

1. 予防接種を受ける
2. 早寝・早起き、ご飯をしっかり食べて体力維持
3. 外で遊ぶ
4. 人混みを避ける
5. アルコール消毒ジェルを使う
6. 紅茶を飲む
7. マスクをする
8. 外での飲食を控える
9. きのこを食べる
10. 乳酸菌を継続的に摂る

インフルエンザに関する情報をまとめました

当サイトでは、主に子育て中のパパやママに向けて、他にもインフルエンザに関する情報を提供しています。
お子さんや、妊娠中・授乳中のママに役立つ情報として

・インフルエンザの予防接種を受けるかどうか悩んでいる
・子どもに抗インフルエンザ薬を飲ませていいのか迷っている
・インフルエンザにかかった時の対策が知りたい
・子どもが粉薬を飲んでくれなくて困っている
・妊娠中にインフルエンザにかかってしまった

などのお悩みに答える記事をまとめました。

各記事は、

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こちらからチェックしてみて下さいね。

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まとめ

この記事では、お子さんのためのインフルエンザ予防対策を10個お伝えしましたが、いかがでしたか?

最後に、ご紹介した10の方法をもう一度まとめますね。

子ども向けインフルエンザ予防対策

1. 予防接種を受ける
2. 早寝・早起き、ご飯をしっかり食べて体力維持
3. 外で遊ぶ
4. 人混みを避ける
5. アルコール消毒ジェルを使う
6. 紅茶を飲む
7. マスクをする
8. 外での飲食を控える
9. きのこを食べる
10. 乳酸菌を継続的に摂る

小さなお子さんは、自分でインフルエンザにかからないよう気をつけて行動するのはなかなか難しい。
そんな状況でも取り組めそうな10の対策をご紹介しました。

まずは、インフルエンザの予防接種を確実に打つこと。
そして、アルコール消毒ジェルの使用はおすすめです。
ぜひ、家族みんなで使って下さい。

全部は難しいかもしれませんが、出来るところだけでも取り組んで、元気に冬を乗り切ってくださいね。
あなたのお子さんが、インフルエンザにかからないことを祈っています!

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