こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。
我が家の4歳の娘みかんは、生後5ヶ月の頃から保育園に通っています。
入園から1歳を過ぎる頃までは、とにかく風邪をひいてひいて。
そして、風邪で鼻水が出るとすぐに(急性)中耳炎になり、よくなったり、悪くなったりを繰り返していました。
今は随分と体も大きく強くなって、中耳炎にもかからなくなりましたが、あの頃は熱ばかり出るのでろくに仕事にもいけず、親子で苦労したものです。
当時、娘が中耳炎を繰り返してしまうことを職場の小児科、耳鼻科の先生に相談したところ、
そう、鼻水が出ることが急性中耳炎が起こる原因であり、ポイントだったんです。
「鼻水を制する者は、急性中耳炎を制する!」と言っても過言ではないかも。
そんな我が家は、当時娘と歳の近いお子さんがいる耳鼻科の女医さんに相談に乗っていただき、電動タイプの鼻水吸引機を購入しました。
今日は、電動鼻水吸引機を購入する時に役立つ情報として、4機種の比較をしてみたいと思います。
なお、比較をする際には、2名の子育て中の耳鼻科医ママさんのお話も参考にしています。
現役の耳鼻科医ママさんが使ってみての感想なので、自分で言うのも何ですが、信頼度は◎かな〜と思います。
ぜひ、参考になさって下さいね!
目次
電動鼻水吸引機、他のグッズとの違いは?
鼻水吸引グッズには
・スポイトで吸うタイプ
・ストローの様になっていて口を使って吸い出すタイプ
・電動で鼻水を吸引するタイプ
大きく分けて、この3つのタイプがあります。
イメージしやすい様に、電動以外の商品の例をこちらに挙げておきますね。
電動鼻水吸引機の特徴
今日取り上げるのは電動で鼻水を吸引するタイプです。
電動鼻水吸引機全体の特徴としては
・価格は他のタイプより高い
・吸引の際に誤って鼻水を吸い込んで、パパママに風邪がうつる可能性が低い
ということが言えると思います。
ちょっと(〜かなり)高いけれど、吸引力はしっかりしているし、衛生的に使えるので、やっぱりスポイトやストロー的なもので吸うタイプよりは断然おすすめです。
現役耳鼻科医ママの声を聞いて、電動鼻水吸引機を比較してみた
電動鼻水吸引機は、Amazonなどで検索すると
・ハンディータイプ
・医療機器っぽい吸引機
この2タイプが出てきます。
中でも代表的な4機種について、特徴や吸引力についてをまとめてみます。
1. ベビースマイル
ベビースマイルは、ハンディータイプの電動鼻水吸引機です。
こちら、耳鼻科医ママさんが実際に購入、使用していましたので、感想を聞くことができましたよ。
さすがに、耳鼻科医には物足りなかった様です。
【メリット】
・バッグに忍ばせられる位にコンパクト
・価格は4000円弱と、ダントツで安い
【デメリット】
・吸引力はそれ程強くない
耳鼻科医ママさんとしては「吸引力が足りない」の一言でしたが、Amazonなどのレビューをみていると、やはり電動ではないタイプと比べれば吸引力はあるみたいですね。
吸引力が強い場合は陰圧がかかりすぎることによる鼓膜の損傷を心配しなければならないのですが、こちらは一般のママが使っても比較的安全かな、と思います。
2. メルシーポット
先ほどご紹介したベビースマイルと同じメーカーが作っている医療機器っぽいタイプの吸引機です。
すっきりとした見た目で、お部屋に置いてあっても違和感が少ないおしゃれな吸引機です。
【メリット】
・シンプルなデザイン
・比較的コンパクト
・吸引力は十分
・価格は15000円弱と医療機器タイプとしてはお手頃
【デメリット】
・吸引力の調整が3段階のみ
・吸引圧の確認ができない
こんな特徴ですね。
吸引力が3段階のみで細かな調整が出来ず、吸引圧の確認ができないため、ダイヤルを1つあげる時に吸引圧の上げすぎにならない様に注意が必要です。
圧が強すぎると、鼓膜を損傷する原因となるため、その点には十分ご注意下さい。
3. スマイルキュート
スマイルキュートはメルシーポットと似た感じの電動鼻水吸引機です。
メルシーポットとサイズや重量は同程度。
吸引圧の確認ができること、吸引力の調整が無段階になっていることが特徴ですが、その分デザイン性は劣ります。
【メリット】
・比較的コンパクト
・吸引力は十分
・吸引力の調整が無段階になっている
・吸引圧の確認ができる
【デメリット】
・価格は16000円弱で、メルシーポットよりは少し高い
・デザイン性は高くない
吸引力については、この機種を持っている耳鼻科医ママの話では家庭用としては十分とのこと。吸引圧の確認ができるため、より安全に使用することができます。
4. パワースマイル
スマイルキュートと同じメーカーが製造している電動鼻水吸引機で、スマイルキュートの上位機種になります。
我が家にあるのもこの、パワースマイル。
先ほどの耳鼻科医ママとは別の耳鼻科医ママが実際に使用していて、中耳炎を繰り返す娘のためにお勧めしてくれた機種です。
【メリット】
・吸引力は4つの中で最強
・吸引力の調整は無段階で可能
・吸引圧の確認ができる
【デメリット】
・コンパクトではない(家庭内で置き場に困るほどではないです)
・デザインは「医療機器」そのものな感じ
・価格は2万6000円程度と最も高価
パワースマイル、吸引力は耳鼻科医のお墨付きです。
私も実際に使用してみて、確かによく吸引できるし、使い始めてからは娘が中耳炎になりにくくなったな…と感じました。
また、吸引圧が確認できるため、しっかりと吸引しつつも安全に使用できる所が良いですね。
スポンサーリンク
あなたのご家庭にピッタリの電動鼻水吸引機はどれ?
4つの機種の特徴を元に、私見ではありますが、どんなご家庭にどの機種がちょうど良いのかを考えてみました。
中に「保育園などの集団保育をしている」かどうかが出てくる理由は、集団保育のお子さんは中耳炎になるリスクが高いからです。
4つのケースの中から、あなたのご家庭の事情に近いものを探してみてくださいね。
・風邪の症状を和らげてあげたい…という用途
・保育園などの集団保育はしていない
・コンパクトなサイズが良い
・風邪を引いても中耳炎にはなったことがない
・手頃な価格で試してみたい
→ベビースマイル
・風邪の症状を和らげるだけでなく、中耳炎も予防したい
・保育園などの集団保育をしている(又はこれから入園する予定がある)
・コンパクトなサイズが良い
・中耳炎になったことがある
・デザイン重視
→メルシーポット
・風邪の症状を和らげるだけでなく、中耳炎も予防したい
・保育園などの集団保育をしている(又はこれから入園する予定がある)
・コンパクトなサイズが良い
・中耳炎になったことがある
・デザインよりも安全性を重視したい
→スマイルキュート
・風邪をひく度に中耳炎を繰り返している
・中耳炎の治療としてもしっかり機能する吸引機を探している
・サイズや価格よりも、吸引力や安全性を重視したい
→パワースマイル
我が家の場合は、完全にケース4でした。
娘が何度も中耳炎を繰り返してしまったので、何とか少しでも改善したい、中耳炎になった時にも早く治るようにしたい…そんな事情から、パワースマイルを購入しました。
あなたのご家庭にピッタリの機種は見つかりましたか?
子どもの鼻水ケアと急性中耳炎についても知っておけば安心です
子どもの鼻水ケアについては、
【耳鼻科医推奨!】鼻をかめない赤ちゃん〜3歳頃までのお子さんには鼻水吸引機「パワースマイル」がおすすめ。各種鼻水吸引グッズの比較も。

こちらの記事で詳しくふれています。
我が家で購入したパワースマイルの使い心地についてもレビューをしていますので、よかったらご参考になさってください。
また、子どもの急性中耳炎については、
【0、1、2歳】保育園児は要注意!子どもの急性中耳炎の症状と治療、対処方法を内科医ママが解説します。

こちらの記事で詳しく書いています。
お子さんを保育園に通わせる予定の方や、お子さんが急性中耳炎になったことがある…という方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
鼻水吸引をするなら、断然電動タイプがおすすめです!
お子さんの鼻水吸引をするなら、スポイトのタイプや口で吸い込むタイプよりも、電動タイプが断然おすすめです。
・吸引力が優れている
・お子さんの風邪が感染するリスクが少ない
・吸引力はハンディータイプ<<<医療機器タイプ
・吸引力が調整できる、吸引圧が確認できるタイプが最も安全
このような特徴の中から、お子さんやご家庭の事情に合ったタイプを選んでみてください。
最後に、4機種の特徴をまとめておきますね。
機種 | メリット | デメリット |
ベビースマイル | 鞄に入るコンパクトさ 価格が4000円程度で最安 |
吸引力が弱い |
メルシーポット | 吸引力は十分 比較的コンパクト デザインがすっきり 価格は15000円程度 |
吸引力が3段階調節 吸引圧が確認できない |
スマイルキュート | 吸引力は十分 比較的コンパクト 吸引力は無段階調整 吸引圧が確認できる |
デザインはいまいち 価格は16000円程度 |
パワースマイル | 吸引力は4つの中で最強 吸引力は無段階調整 吸引圧が確認できる |
コンパクトではない デザインはもろ医療機器 価格は26000円程度と高価 |
「電動鼻水吸引機、どれを購入したら良いかわからない」という方へ、この記事がお役に立てれば幸いです。