こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。
小さなお子さんがいるご家庭でのアイロンがけ、あなたのご家庭ではどうされていますか?
アイロンがけが終わった後の熱いアイロンを子どもが触ろうとしてしまった…
そんなヒヤリとする経験、どこのご家庭にもあるのではないかと思います。
我が家でも以前はそんな経験がありましたが、衣類スチーマーのおかげでアイロンの出番が減り、子どもの危険もぐっと減りました。
その上、苦手なアイロンがけをしなくて良いのが快適!
今日はそんな我が家で活躍中の、パナソニック衣類スチーマーをご紹介します。
目次
アイロンによる子どものやけど事故の実態
国民生活センターの調査によると、2003〜2008年度の6年間に報告されたアイロンによるやけどの事故は165件。
10歳未満のお子さんが127件と77%を占めていましたが、2歳以下の乳幼児に限ると105件であり、実に全体の約62%が2歳までのお子さんに起きた事故でした。
165件という件数はあくまでも「報告された事故」の件数であり、実際にはもっと数多くの事故が起こっていると考えられます。
事故が起きた状況は
・アイロンをしている母親のそばに子どもがよってきて、誤ってアイロンに触ってしまった
・コンセントを抜いたアイロンに子どもが触ってしまった
・親が目を離したすきに置いてあったアイロンに子どもが手を伸ばし触ってしまった
使用中だけでなく使用後にも、そして親が付いている時もちょっと目を離した隙にも事故が起こっていることがわかります。
アイロンの温度が下がるまでには39〜103分もかかる
国民生活センターでは、アイロンによる子どものやけど事故を防ぐために、電源を切ってからアイロン表面の温度がやけどしない45℃まで下がるのに何分かかったかを調査。
すると…
・コードレスタイプでは74〜103分
・コード式では39〜68分
こんな調査結果が。
長時間高温から冷めないことが、事故を増やす原因として考えられました。
また、この調査ではアイロン表面が熱いかどうかが見た目に確認できる製品はありませんでした。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、アイロン中、そしてアイロンを使った後もアイロンが冷めるまでの1時間以上の間、お子さんのやけどには注意が必要です。
参考:国民生活センター「電気アイロンによる子どものやけど事故を減らすために」
衣類スチーマーとアイロン、どう違うの?
アイロンはご存知の通り、アイロン台を使って平らなところで衣類のしわをとるアイテムですよね。
海外ドラマなんかだと、立った状態でかけられるアイロン台も出てきますが…
普通は、脚をたたんで収納できるタイプのコンパクトなアイロン台で、座った状態でアイロンがけをしているご家庭が多いのではないでしょうか。
低いアイロン台でのアイロンがけは小さなお子さんの手がアイロンに届いてしまうので、これがやけど事故の一因になっていると思います。
アイロンの場合、平らな洋服ならしっかりプレスすることでしわがピンと伸びて、シャツやシーツがパリッと仕上がる…そんな感じ。
でも、少し複雑な構造の洋服や、ふんわりした洋服の場合、こっちのしわを伸ばしたら、あっちがアイロンじわになっていた…なんてことが起こりがちですね。
衣類スチーマーは洋服をハンガーにかけた状態でスチームをあて、洋服のしわを伸ばすので、基本的には立った状態で、胸より高いところで作業を行うイメージです。
スチームを当てるだけなので、プレスを効かせるのはアイロンと比べるとちょっと苦手。
一方で、アイロンじわになりやすい立体的な構造の服でも簡単にしわをとることができるのがスチーマーの強みです。
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パナソニック衣類スチーマーを使ってみた
いつも抱っこひもが欠かせなかった0〜1歳の頃が過ぎ、子どもが自分で歩いてくれるようになると、シャツなどの服もまた着たいなぁ…と思うようになり、いざアイロンがけ。
ですが、その頃の子どもって、大抵はママにべったり。
我が家もやはり、子どもがべったりだったため、危なくてアイロンがけなんてできませんでした。
そこで購入したのが、パナソニックの衣類スチーマーです。
子どもの手の届かないところで衣類のしわ伸ばしができ、思いの外重宝しました。
では、実際にシャツに衣類スチーマーを使ってみた時の様子をご紹介しますね。
まず、衣類スチーマーの準備です。
※我が家のスチーマーは現行のモデルより一世代前の、NI-FS320です。
我が家では、子どもが絶対に手が届かない高い棚に収納されている衣類スチーマー。
子どもの手が届きにくい、洗面台の奥の方へ置いて作業開始です。
矢印の先にあるボタンを握りながら押すと、スチームが出てくるようになっています。
裏を見てみると…一見アイロンのような作りですが、裏面は緩やかなカーブを描いています。
おや、真ん中にしかスチームが出る穴は開いていないんですね。
側面には吸水口が。
こちらの穴に、付属のカップで水を入れます。
電源をONにすると、矢印のところのランプが点滅します。
約30秒で点滅から点灯(つきっぱなし)に変わったら、準備OKの合図です。
こちら、レーヨン100%のてろんてろんな感じの生地でできたシャツです。
洗濯機で洗って、取り出して干しましたが…シワシワで外へ着て出られない状態。
このシャツに、半分だけスチームをかけていきます。
左半分がスチームなし、右半分がスチームありです。
分かりづらい写真でごめんなさい。
右側の方が、しわが伸びているのが分かりますでしょうか。
袖のところを拡大してみます。まず、スチームなしがこちら。
そして、スチームをかけた方がこちら。
癖のように”くしゃっ”となってしまっていたしわや、細かいしわが、結構きれいにとれました。
今度は裾の方を拡大してみますね。
これまた分かりづらいですが、右側の方がしわが少なくなっています。
ただし、生地の一番端っこのあたりは、スチームをかけてもピシッとしわが取れていないこともわかります。
しわの程度や生地の材質にもよりますが、大体1着5分あれば着て出られる様になります。
我が家の場合はもっぱら朝出かけるときに、その日に着る服のしわを取る感じで使用しています。
衣類スチーマーの弱点
実際の写真をご覧になってお気づきかもしれませんが、衣類スチーマーは端っこがちょっと苦手です。
スチームをかける時、軽く端っこを引っ張りながらかけるとしわが伸びやすいのですが、端っこはスチームが熱くて引っ張りながらスチームをあてることができず、そのぶんしわも伸びにくくなります。
裾、袖口、襟は苦手…ということに。
袖は軽くまくれば、裾はパンツにふわっとインしてしまえば良いのですが、襟は困りますよね。
ですが…この弱点を克服するグッズを発見!
実はアイロン用のミトンを100円ショップで購入して試してみたのですが…スチームに対応していない商品だったため、熱くて使えませんでした。(残念!)
こちらの商品の様に、スチームOKのアイロンミトンがあれば、端っこももう少しきれいにしわを伸ばせるんじゃないかな〜と思います。
パナソニック衣類スチーマーNI-FS330、5つのおすすめポイント
我が家にはスチームアイロンと衣類スチーマーの両方があるのですが、二つを比較してみて衣類スチーマーがおすすめだったポイントを5つご紹介します。
【ポイント1】高い場所で作業するので、子どもがそばに寄ってきても比較的安全
私にとっては、これが一番大切なポイントかもしれません。
アイロンがけを始めるとどうしても子どもがそばに寄ってきてしまうので、とにかく危なくて。
子どものやけどが心配でアイロンがけができなかった私としては、子どもの手が届かない高さで作業できることは本当に助かりました。
【ポイント2】ストレッチ素材や薄手のニットに便利
ストレッチ素材の服や薄手のニットのしわを取ろうとしていると、アイロンの重さで生地がよれてしまって、うっかりアイロンじわを作ってしまいがち。
こういった素材だと、先ほどの様なシャツと比べると衣類スチーマーでも伸びやすい上、重さがかからないのでアイロンじわになってしまう心配もありません。
【ポイント3】フリルやタックなどの立体的な構造に強い
フリルやタックなどの立体的な構造も、アイロンじわを作ってしまいやすい場所です。
スチーマーなら重さをかけずにしわを伸ばすので、全体的にきれいな仕上がりになります。
【ポイント4】シャツの袖の様な、輪になっている部分に強い
輪になっていて、どうしても重ねた状態でアイロンをかけなければならない部分も、裏側がアイロンじわになりやすいパーツですよね。
特に、シャツの袖の様に肩口のあたりで立体的に縫製してあるものはしわになりやすく、苦手なパーツの一つでした。
衣類スチーマーなら、袖口を軽く引っ張りながらスチームをあてていくだけで、アイロンじわを作ることなくしわがきれいになるので、簡単です。
【ポイント5】洗いにくい素材のニットやジャケット・学生服・ファーなどの、臭いやダニのお手入れにも
毎回は洗えない素材のニットやジャケット、ファーなどの小物のお手入れ…どうされていますか?
私は正直…衣類スチーマーが来る前は、ファーはブラシをかけるだけでしたし、洗いにくいニットは出番が少なくなっていました。
衣類スチーマーは洗いにくい素材の臭いやダニのケアになりますし、ファーなどのお手入れにも使いやすいです。
我が家は娘が4歳なのでまだ先の話ですが、学生服のケアにも絶対おすすめだと思います。
スチームアイロンの方がいい場合もある
一方で、衣類スチーマーを使うより、圧倒的にスチームアイロンの方が良い場合も。
・シーツやハンカチなどの全体が平らなもの
・パンツのセンタープレス
この2点については、スチームアイロンが絶対に便利。
また、衣類スチーマーのしわ取り能力は、写真でお示しした通り「ほどほど」なので、パリッとのりの効いたシャツの様な仕上がりにはなりません。
しわ一つない仕上がりを求める場合には、念入りにアイロンをかけるしかないと思います。
パナソニック衣類スチーマー、NI-FS330とNI-FS530はどっちがおすすめ?
パナソニック衣類スチーマーには、
・底面が平らでプレス仕上げもできるNI-FS530
・底面が曲面になっていて、ふんわり仕上げが得意なNI-FS330
大きく分けると、この2タイプがあります。
我が家にあるのは、底面が曲面になったふんわり仕上げタイプ。
どちらを購入するか、迷いますよね。
プレス仕上げができるNI-FS530は、ふんわり仕上げのNI-FS330よりちょっと重たいです。
ふんわりタイプでも、何着も仕上げようとすると腕が疲れてしまうので、プレス仕上げタイプは余計に大変なのでは…と感じます。
→ふんわりタイプの方がおすすめ
→プレス仕上げタイプがいいかも(少々重たいのは我慢)
購入に迷った際は、こんな風に考えるといいかもしれませんね。
パナソニック衣類スチーマーNI-FS330は、小さなお子さんのママにぴったり
パナソニック衣類スチーマーNI-FS330(ふんわり仕上げタイプ)は
・アイロンと比べて高いところで作業するので、小さなお子さんのやけど防止になる
・ストレッチ素材や薄手のニットでもアイロンじわにならない
・袖や立体的な縫製の部分のしわにおすすめ
・ドライ素材のニットやジャケット、学生服など、頻繁に洗えないもののお手入れに◎
・アイロンほどはしわが取れないが、きちんと見える程度にはなる
・シーツなどの平らなものや、パンツのセンタープレスにはアイロンの方が便利
こんな商品です。
我が家ではこれを使い始めてから、シャツやドライ素材のニットの出番が増えました♪
小さなお子さんがいてアイロンがけに困っているママさんがいましたら、ぜひご検討ください!
ふんわり仕上げタイプはこちら
プレス仕上げタイプはこちら