【内科医ママが教える】赤ちゃんがミルクを吐く…吐き戻し6つの対策と、病院にかかるタイミングを教えます

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こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。

先日わが家に二人目となる赤ちゃんが生まれました。この記事を書いている現在は、まだ2ヶ月にもならない生まれたてホヤホヤです。
そんなわが家で困っているのが…

赤ちゃんがミルクをしょっちゅう吐き戻してしまうこと。

上の子の時も

ゆず
赤ちゃんて、よく吐くなぁ…1日中着替えてばっかり!
な〜んて思っていたのですが。

今回生まれた男の子はですね…

・抱っこすると吐く
・ベッドで寝ていても吐く
・沐浴しても吐く
・ゲップさせても吐く
・抱っこ紐に入れても吐く

何しても吐きます。
しかも、「たら〜っ」みたいなかわいい吐き方ばかりではなく…

「ジャバ〜!!!」

っと吐くのです。
内科医をしている私でも

ゆず
これ、大丈夫なの?栄養取れてます?どうしたらいいの〜!?
と焦るくらいに。

あまりに吐くので、赤ちゃんが今お腹がいっぱいなのか、お腹を空かせているのか…
母乳やミルクを飲んだ直後ですら、よく分からなくなる始末。

ゆず
お腹の中が透けて見えたらなぁ…
そんな風に、何回も思いました。

この記事では、同じように赤ちゃんの吐き戻しで悩むママさんに向けて

・なぜ赤ちゃんは吐きやすいの?
・吐乳と溢乳の違いとは?
・ミルクの吐き戻し、病院受診のタイミングを判断するための5つのポイントとは?
・溢乳や吐乳が多い赤ちゃんと快適に暮らすための6つの対策とは?

こんなことを、『内科医』・『まさに子育て真っ最中のママ』の両方の視点から解説していきます。

赤ちゃんの吐き戻しが多くて心配だったり、困っているというママさん、ぜひ読んでみて下さいね。

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なぜ赤ちゃんは吐きやすいの?

赤ちゃんは、個人差はありますがみんな吐きやすいもの。
それは、赤ちゃんの胃の形状に原因があります。

こちらは、成人の正常な胃の模式図です。
胃の形といえば、多くの人は下の図のような形を思い浮かべると思います。


出典:gooヘルスケア(「六訂版 家庭医学大全科」より)

大人の胃は、食物をしっかりと貯留できる形になっており、食道と胃のつなぎ目の部分もキュッとしまって逆流しにくい形状になっています。

ところが、赤ちゃんの胃は、縦にすーっと細長い形をしています。
初めは容量も少なく、

出生時:約30〜60ml
生後6ヶ月頃:約120〜200ml
生後6〜12ヶ月頃:約200〜300ml

と、徐々に容量が増えていき、1歳を過ぎると急速に大きく成長していきます。

これだと、1回の母乳やミルクの量で、胃の中はめいっぱい。
その上、縦長で逆流しやすい形状なので、体の向きを変えたり、お腹に力が入ってしまったりと、ちょっとしたことですぐに吐きやすいんです。

赤ちゃんが吐きやすいのは、成長過程で仕方がないこと。
個人差はありますが、概ね1歳頃になれば、自然と吐きにくくなっていきます。

溢乳と吐乳の違いとは?

赤ちゃんがなぜ吐きやすいのかが分かった所で、次は吐乳と溢乳の違いについて、解説しますね。

溢乳とは?

溢乳の「溢」は「あふれる」と読みます。
溢乳はその字が表すように、胃の容量に対して多く飲み過ぎてしまった母乳やミルクを吐き出してしまうことです。

多くは授乳を終えた後に抱っこしたり、ベッドに寝かせたりしている状態で、赤ちゃんの口の端から「たら〜」っと白いものが垂れてくる…そんなイメージです。

吐乳とは?

吐乳とは、先ほど説明した胃の形状や、その他の問題から、赤ちゃんが勢いよく母乳やミルクを吐き出してしまうことです。
例えば、

「授乳したばかりの赤ちゃんを抱き上げたら、ドバ〜っとたくさんのミルクを吐いてしまった」
「赤ちゃんが寝返りをした途端に、たくさんのミルクを吐いた」
「赤ちゃんを寝かせておいたら、急に噴水のようにミルクを吐いた」

上記のいずれもが、吐乳に当たります。

つまり、母乳やミルクを飲み過ぎたかどうかに関わらず、勢いよく吐いてしまうことを指しているんですね。

吐乳の場合、吐いてしまった量によっては、赤ちゃんは再び空腹になってしまう場合も。
吐いた後も元気におっぱいやミルクを欲しがるケースもありますし、何らかの病気が原因で吐乳している場合には、だんだんぐったりとして元気がなくなる…という場合もあります。

ここまでで、溢乳と吐乳の違いはお分りいただけたと思いますが…
実際に育児をしていると、

今吐いたのは溢乳?それとも吐乳?
今赤ちゃんはお腹空いているの?それともいっぱいなの?
もう一度飲ませた方がいい?もう飲ませない方がいい?

こんな疑問が湧き出てくるのではないでしょうか。
特に、赤ちゃんがぐずって泣いていたりすると…
飲んで、吐いての繰り返しになり、だんだん分からなくなってくるんですよね。

そう。
溢乳と吐乳の定義を知っても、あんまり役に立たないんです。
少なくとも、内科医の私には役に立ちませんでした。

だって、赤ちゃんのお腹の中は透けてみえないから。
知りたいのは、

・今赤ちゃんのお腹の中はミルクがどれくらい入っているのか
・こんなに吐いているけれど、病院に連れて行った方がいいのか

この2つですよね。
それが分からないから、心配したり、困ったりするんです。

と、いうことで…
まず初めに、赤ちゃんが母乳やミルクを吐き戻した場合に、病院を受診した方が良いケースについて、解説しますね。

ミルクの吐き戻し、病院受診のタイミングを判断するための5つのポイントとは?

子育て中のママが一番心配になるのは

ママ
うちの子、こんなに吐いていて大丈夫なのかな…
という点だと思います。

赤ちゃんがミルクを吐き戻すのは、仕方のないこと。
繰り返し吐いてしまっても、健康上は何も問題ないということがほとんどです。

ママが落ち着いて対処できるよう、まずは、赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまった場合に、病院に連れて行った方が良いかどうか、判断する5つのポイントを把握しましょう。

【ポイント1】おしっこやうんちは十分出ていますか?

吐いて、授乳して…を繰り返していると、どれくらいの量が飲めたのか、把握することが難しくなってきますよね?
そんな時、手軽で確実な指標となるのが、おしっこやうんちの量です。

母乳やミルクが飲めた分しか、おしっこやうんちは出てきません。
たくさん吐いてしまって、いくらも飲めていないんじゃ…と心配になる時でも、おしっこやうんちがたくさん出ていれば、吐いた以上にしっかり飲めていると判断して良いでしょう。

・うんちの量や回数が少ない
・おしっこの量や回数が少ない
・少量の濃い色のおしっこが出てくる

こんな状況なら、十分量が飲めておらず、脱水になっている可能性があります。

ただし、うんちの量や回数は、母乳かミルクかによっても変わりますし、個人差も大きくなりがち。
おしっこの量は大きな差が出にくいので、特におしっこの量に気をつけると良いでしょう。

【ポイント2】赤ちゃんは機嫌よく元気ですか?

お腹が空けば元気よく泣き、お腹がいっぱいの時は穏やかな表情だったり、元気に過ごしている…ということであれば、少なくとも急を要する状態ではないでしょう。
様子を見て、心配なら日中に小児科を受診するということで十分です。

赤ちゃんは具合が悪くなると、機嫌が悪く、ぐったりとしてきます。
泣く様子も元気がない、ぐったりとして母乳やミルクをあまり飲まない…
そんな時は、病院を受診しましょう。

夜間や休日でも受診すべきかどうか判断に迷う時には、医師や看護師に直接相談できる窓口があります。
#8000(子ども医療電話相談)へ電話して、指示を仰いで下さいね。
詳しくは、以下のリンクから厚生労働省のホームページをご覧下さい。

子ども医療電話相談事業について|厚生労働省

【ポイント3】赤ちゃんが吐いているのは、母乳やミルクだけですか?

3つ目のポイントは、吐いている内容です。

生理的な(正常の範囲内の)胃の形状の問題や、飲み過ぎが原因で吐いているということであれば、赤ちゃんは母乳やミルクを吐きます。
時間が経つと分離して、白いカスの様なものや透明に近い液体を吐くこともありますし、少し酸っぱい胃液の匂いが混じることもあるでしょう。
こんな感じであれば、問題ありません。

もし赤ちゃんが吐いているものが母乳やミルク、もしくはそれが少し消化された様なものではなく…

・吐いたものに血液が混じっている(赤、コーヒー色)
・吐いたものが緑色や茶色など、胆汁が混じっている様に見える

ということであれば、小児科を受診しましょう。
どれくらい急げば良いのかについては、赤ちゃんの状態によって変わりますので、よく分からない場合は子ども医療電話相談で相談してみて下さいね。

子ども医療電話相談事業について|厚生労働省

【ポイント4】赤ちゃんの体重は順調に増えていますか?

赤ちゃんは、月齢によって適切な体重増加のスピードの目安があります。
例えば、生後1ヶ月くらいなら、1日平均30gずつ体重が増えるのが一般的です。
たくさん吐いているようでも、順調に体重が増加しているようなら、大きな心配は要りません。

赤ちゃんは比較的元気にしているけれど、体重増加のスピードが遅い…
ということであれば、一度小児科で相談すると良いでしょう。

赤ちゃんの体重を正確に測定するためには、専用の体重計があると便利です。
赤ちゃん専用の体重計は、お近くの保健所や子ども家庭支援センターのような所で無料で使用できることがあります。
ご自宅にない場合は(ないご家庭が多いと思います)、自治体のお知らせなどで調べてみて下さいね。

体重計を購入したい…という場合は、Amazonなどでも1万円以内で購入が可能です。
1〜5g単位で測定できる精密なものは、母乳育児中に授乳量を正確に測定したい場合にはおすすめですが、体重増加のチェックだけなら、50g単位くらいのものでも十分です。

ご自宅で測定する場合は、毎日測って一喜一憂するのではなく、月齢に合わせて1週間〜1ヶ月程度のスパンで評価するようにして下さいね。

【ポイント5】ミルクを吐く症状が、だんだん悪化してはいませんか?

最後のポイントは、吐き戻しの症状がだんだん悪化していないか…ということです。

赤ちゃんの吐き戻しがだんだん悪化する代表的な疾患に、「肥厚性幽門狭窄症」があります。
生後2週間頃から徐々に胃の出口(幽門)の筋肉が厚くなり、飲んだものが胃より先に進みにくくなる病気で、原因は不明とされています。
肥厚性幽門狭窄症の症状は、噴水のような嘔吐が特徴的ですが、初めから噴水のように嘔吐するわけではなく、症状が進行する中でだんだん噴水様になっていきます。

また、生まれつき体内で何らかの酵素が欠損・不足していたり、働きが悪かったりすることで嘔吐症が引き起こされるケースも。
母乳やミルクのアレルギーということもあるんですよ。

赤ちゃんが母乳やミルクを吐いてしまうのは良くあること。
ですが、稀に治療が必要な病気が隠れていることもあります。
吐き戻しの症状がだんだんと悪化してきている…という場合は、小児科を受診する様にして下さいね。

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溢乳や吐乳が多い赤ちゃんと快適に暮らすための6つの対策とは?

これまでに解説した5つのポイントから、

あなた
これは様子を見ても大丈夫そうな吐き戻しなんだ〜
と分かったら、ご家庭でできる対策を練りましょう。

溢乳なのか吐乳なのか、分からなくても大丈夫です。
赤ちゃんが元気で、脱水もなく、体重も増えているのであれば、赤ちゃんは吐きながらもちゃんと栄養が取れています。
だから、焦る必要はありません。

でも、たくさん吐いてしまう状況が続くと、ママが本当に大変ですよね?

1日中着替えと洗濯に追われ…
すぐにお腹を空かせて泣く赤ちゃんに対応して…

この状況は、ママも赤ちゃんもキツいです。

あなた
できればあまり吐かないようにしてあげたい
そんな希望を叶えるために。
時間がかかってもいいので、焦らず1つずつ対策をしてみましょう。

【対策1】赤ちゃんが飲み過ぎていないか、量を減らしてみる

赤ちゃんは飲めるちょうど良い量以上に、飲み過ぎてしまうことがあります。
もしママが飲み過ぎが原因なんじゃないかな…と感じるのであれば、ちょっと量を減らしてみましょう。

母乳の場合はどれ位の量が飲めたのかが分かりにくく、調節が難しいと思いますが、授乳の時間を短くしてみる、片方のおっぱいだけをあげてみるなどの方法があります。
もし片方のおっぱいだけをあげた場合は、次の授乳ではあげなかった方のおっぱいからあげるようにして下さいね。

【対策2】ゲップさせる回数を増やす

赤ちゃんはどの子も多かれ少なかれ、授乳と一緒に空気を飲み込んでしまうもの。
飲み込んだ空気が小さな胃の中に溜まってしまうと、その分吐き戻しやすくなってしまいます。
空気を飲み込む量は個人差がありますし、ゲップの出やすさも個人差があります。

もしあなたのお子さんが空気を飲み込みやすいタイプなのであれば、ゲップをさせる回数を増やしてみましょう。
母乳とミルクの混合の場合の例としては、

・ある程度たくさん泣いた後にはゲップ
・授乳の前にゲップ
・片方のおっぱいを飲んだらゲップ
・もう片方のおっぱいを飲んだらゲップ
・ミルクを飲んだらゲップ

こんな感じで、ちょこちょことゲップを促してあげると、吐きにくくなる可能性があります。

【対策3】赤ちゃんが吐きやすいシチュエーションを把握する

どんなことをしている時に吐きやすいかは、赤ちゃんによって違うもの。

・着替えをさせると吐きやすい
・横に抱っこをすると吐きやすい
・起きている時にベッドで横にさせると吐きやすい
・抱っこ紐で抱っこしている時に吐きやすい
・ベビーカーで寝かせている時に吐きやすい

など、あなたのお子さんが吐きやすいシチュエーションを把握します。
把握したら、特に満腹の時には吐きやすい行動を避けてあげると良いでしょう。

例えば、

ベビーカーで吐きやすいなら、抱っこ紐を利用する
横に抱っこすると吐きやすいなら、縦に抱っこするようにしてみる
抱っこで寝かしつけをする時に吐きやすいなら、寝かしつけの方法を変える

こんな感じですね。

いつ満腹でいつお腹が空いているのか?

そんな疑問を解決するには、次の対策4を参考にして下さい。

【対策4】生活リズムを整えて、赤ちゃんの睡眠と授乳のリズムを把握する

赤ちゃんがお腹がいっぱいの状態で溢乳しているだけなのか…
吐乳でお腹が空いてしまっている状態なのか…

吐いた後も赤ちゃんが飲みたがる様子を見せず、機嫌がよければ

ママ
吐いたけれど、お腹は一杯なんだな。じゃあ、溢乳かな。
な〜んて分かりやすいのですが…

・しょっちゅう飲みたそうな様子がある
・吐いた後に泣いている

こんな状況では、お腹が空いているのか、いっぱいなのか…
飲ませてあげると満足するのか、飲ませると余計に吐いて辛くなってしまうのか…
判断が難しく悩んでしまうことも、多々ありますよね。

赤ちゃんのお腹が透けて見えれば良いのですが、そうはいかないので…
代わりに、生活リズムをつかむことで、今の赤ちゃんの状態を推測しやすくしましょう。
リズムをつかむためには、授乳と睡眠の記録を毎日つけてみるのがおすすめです。

生活リズムを整えるために、特に重要なのは起床時間です。
生後間もない赤ちゃんは、体内時計を司るメラトニンというホルモンを作る力が未熟なため、サーカディアンリズムと呼ばれる体内時計のシステムができ上がっていません。
生後3ヶ月位でメラトニンが十分産生されるようになるのですが、体内時計を働かせるために必要なのが、光の刺激です。

朝は明るい朝日を浴びて、夜は暗い部屋で過ごすという明暗のリズムをつけることで、初めて赤ちゃんの体内時計がリズムを刻み始めます。
そして特に大切なのが朝、明るい光の刺激を受けることなんです。

赤ちゃんが朝寝ている間に家事を済ませてしまいたい…という気持ちはすご〜く分かるのですが、朝は遅くとも8時前までに、朝日を浴びて起こしてあげるのがおすすめです。

起床時間・就寝時間を大まかに決めて、1日の生活リズムを整え、徐々にリズムがつかめてくると、

「そろそろお腹がすく頃だな〜」
「そろそろ眠くなる頃ね」

と、泣いている理由も推測しやすくなります。
泣いている時に毎回空腹を心配しなくて済むようになると、飲ませすぎることが減り、ママも楽になりますよ。

ちなみに、息子は抱っこで寝かしつけをする時に吐いてしまい、とても困っていました。
生活リズムを整えることで、寝かしつけ方法を抱っこからベッドで寝かせてする方法に変えることができたので、かなり、かなり育児が楽になりましたよ。

私が赤ちゃんの生活リズムを整えるに当たって、参考にした本を2冊ご紹介しておきますね。
全て本の通りに取り組まなくても、一部だけ実践しても効果がありました。
個人差はあると思いますが、一読の価値はあると思います。

もしあなたが赤ちゃんの睡眠や寝かしつけに悩んでいるのであれば、どちらか1冊だけでも読んで実践してみると、生活が楽になるかもしれませんよ(^^)
ちなみに、どちらか1冊だけを読むのであれば、「安眠ガイド」の方をおすすめします。

また、赤ちゃんの睡眠リズムについては、私自身が育児をしながら悩んだ経験から色々と調べまして…

【内科医ママが解説】赤ちゃんの睡眠リズムはいつから?新生児の眠りの発達から紐解く、生活リズムを整え始める最適なタイミングと5つのポイントとは

【内科医ママが解説】赤ちゃんの睡眠リズムはいつから?新生児の眠りの発達から紐解く、生活リズムを整え始める最適なタイミングと5つのポイントとは
こんにちは。 現役内科医ママの、ゆずです。 そんなお悩み、子育て中のママなら誰しもが経験しますよね。 赤ち...

こちらの記事で詳しく解説しました。
特に、赤ちゃんの昼夜逆転に悩むパパ、ママさんにおすすめです。
できるだけ科学的にわかっていることに基づいて解説していますので、よかったら併せて読んでみて下さいね。

【対策5】洗濯しやすい環境を整える

吐き戻しの多い赤ちゃんとの生活は、とにかく汚れ物がたくさん出ます。
そんな時、洗濯が大変だったり、赤ちゃんの服やタオルが不足する心配があると、ストレスがたまりますよね。

赤ちゃんの服は多めに用意しておくと、何度も着替えなくてはならない日も安心です。
赤ちゃんの服は短期間でサイズアウトしてしまうため、安くてガンガン洗濯できるものがいいですよね。

ファストファッションで有名なH&Mのベビー服は、かわいいのに安く、しかも通販で2、3日で届きます。H&M Clubに登録すると(登録は無料です)、購入金額に関わらず送料も無料になるので、外出がままならないママにはおすすめですよ(^^)

H&M公式ページ

また、洗濯乾燥機は絶対にあった方が便利です。
汚れ物を次々に洗濯機に放り込み、スタートすれば、乾燥までしてくれる…これなしでの生活はもはや考えられないほど。
小さい子どもとの生活は、今後もとにかく汚れ物がたくさん出ます。
もし導入していないのであれば、購入を検討してみては?

最近は、スマホで操作できるタイプも出ていますよ。

【対策6】服の汚れを防ぐベビーグッズを利用する

色々な対策をしていても、吐きやすい子はやっぱり吐いてしまうもの。
赤ちゃんが吐き戻してしまった時に、大変なのは着替えですよね。

ウトウトしかかっていたのに、着替えをしたために目がぱっちり…
着替えている最中に、お腹に力が入ってまた吐いちゃった…

わが家では度々こんなことを経験しましたが、服が汚れにくくなるスタイを見つけてからは、着替えの回数がぐっと減り、育児が楽になりました。

ここでは、私が毎日愛用している2つのスタイをご紹介します。

MARL MARL(マールマール)のまあるいスタイ

はじめにご紹介するのは、MARL MARL(マールマール)のまあるいスタイです。
普通、スタイといえば首回りは紐状で、前に長い形をしていますよね。
ですが、ご紹介するマールマールのまあるいスタイは、まるでつけ襟のような、まあるい形をしています。

マールマールのまあるいスタイは、

・厚手の表地に、水分がしみにくい裏地を使用
・まあるい形状で360度、全方位的に吐き戻しから服をガード
・首回りがちょうど良くフィットし、吐いたものが中に入り込みにくい
・回ってしまって一々直すストレスがない

こんな特徴のスタイです。
大きめでしっかりしているため、これをつけていると吐き戻しがあった時にも服をしっかりガードしてくれます。
また、背中側に回り込んだ場合、普通のスタイでは太刀打ちできませんが、このスタイなら枕やシーツが汚れるのも防いでくれます。

日中、授乳中以外の時間に使うのがおすすめですよ♪

マールマールのまあるいスタイについては、

赤ちゃんの吐き戻し対策にMARL MARL(マールマール)のスタイが秀逸!襟汚れ・かぶれを防止して着替え回数が激減♪出産祝いにもおすすめです

赤ちゃんの吐き戻し対策にMARL MARL(マールマール)のスタイが秀逸!襟汚れ・かぶれを防止して着替え回数が激減♪出産祝いにもおすすめです
こんにちは。 現役内科医ママの、ゆずです。 先日わが家に男の子が生まれました。 新生児の頃からかなり盛大に吐く子で...

こちらの記事で、詳しくレビューしています。

ADEN+ANAIS(エイデンアンドアネイ)のバーピービブ

次にご紹介するのは、ADEN+ANAIS(エイデンアンドアネイ)のバーピービブです。

授乳の前後にゲップをさせてあげる時…ゲップと一緒にゲボーっと吐かれることも多く、いつもヒヤヒヤしていた私。
特に、寝かしつけ前最後の授乳の時に、盛大に吐いてしまって着替える羽目に…そして赤ちゃんのおめめがパッチリ、なんて悲しいことも。

あなたにも、そんな経験はありませんか?

エイデンアンドアネイのバーピービブは、そんな授乳の時のゲップと一緒におこる盛大な吐き戻しを受け止めてくれる大きいスタイです。


出典:エイデンアンドアネイ公式ページ

バーピービブの「バープ(burp)」は英語でゲップという意味。
つまり、バーピービブはゲップ時の吐き戻しのために作られたスタイなんです。

エイデンアンドアネイのバーピービブは、

・モスリンコットン製で肌触りも吸収も抜群
・洗濯機で洗濯でき、繰り返し洗濯してもやわらかなまま
・大きいサイズで吐き戻しから赤ちゃんの服をしっかりガード
・口元や首元もそのままさっと拭き取れる

という優れもの。
これのおかげで、寝かしつけ時に吐き戻しで着替え…という大惨事になることがほぼなくなりました。

夜間授乳の時はもちろんですが、日中の授乳の時にも愛用しています。
ゲップ時の吐き戻し対策で困っている…という場合は、ぜひ使ってみて下さい!
本当に楽になりますよ〜(^^)

ADEN+ANAIS(エイデンアンドアネイ)のバーピービブについては、

【赤ちゃんのミルクの吐き戻し対策】服の汚れ防止にはADEN+ANAIS(エイデンアンドアネイ)のバーピービブがおすすめ!着替え回数が減り、寝かしつけがスムーズに

【赤ちゃんのミルクの吐き戻し対策】服の汚れを防止できるスタイ「ADEN+ANAIS(エイデンアンドアネイ)のバーピービブ」がおすすめ!着替え回数が減り、寝かしつけがスムーズに
こんにちは。 現役内科医ママの、ゆずです。 先日わが家に生まれた0歳の男の子。 新生児の頃からかなり盛大に吐く子で、服が汚...

こちらの記事で、詳しくレビューしています。

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まとめ

赤ちゃんの吐き戻しが多いと、ママはとても大変だし、病院に連れて行った方がいいのかと心配にもなりますよね。
この記事では、そんなママの「大変」と「心配」を少しでも軽くしたいとの想いから、赤ちゃんの吐き戻しについて詳しくお伝えしました。

では、この記事でお伝えしたことをまとめますね。

なぜ赤ちゃんは吐きやすいの?

・胃が縦にすーっと細長い形をしていて、容量も少ないため
・1歳頃になれば吐きにくくなる

溢乳と吐乳の違い

・溢乳は胃の容量に対して飲みすぎてしまったミルクや母乳がたら〜っと出てくること
・吐乳は飲みすぎたかどうかに関わらず、赤ちゃんが勢いよくミルクや母乳を吐き出してしまうこと
・吐乳が起こる原因は、胃の形状や容量の問題の場合がほとんどだが、病気が隠れているケースもある

病院受診のタイミングを判断する5つのポイント

(1)おしっこやうんちが十分出ているか
(2)赤ちゃんは機嫌よく元気か
(3)母乳やミルク以外の血液や胆汁を吐いていないか
(4)赤ちゃんの体重が順調に増えているか
(5)ミルクを吐く症状がだんだん悪化していないか

受診すべきか迷う場合は、#8000(子ども医療電話相談)で医師や看護師に相談することができますよ。

子ども医療電話相談事業について|厚生労働省

吐き戻しが多い赤ちゃんと快適に生活するための6つの対策

(1)飲み過ぎが原因かな…と思う場合は、1回の量を減らしてみる
(2)ゲップさせる回数を増やす
(3)赤ちゃんが吐きやすいシチュエーションを把握し、避けるようにする
(4)生活リズムを整えて、赤ちゃんの睡眠と授乳のリズムを把握する
(5)洗濯しやすい環境を整える
(6)服の汚れを防ぐベビーグッズを利用する

最後に、この記事の中でご紹介した書籍やグッズのリンクをまとめておきます。
あなたと赤ちゃんの生活が少しでも快適になるために、この記事で少しでもお手伝いができれば幸いです。

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