こんにちは。
現役内科医ママの、ゆずです。
年末年始やお盆には、帰省されたり少し長めの旅行に出かける方も多いですよね。
我が家は、仕事で忙しい夫を残し、娘と二人で実家に帰省しました。
そんな時…
帰省や旅行に合わせて冷蔵庫の野菜を使い切れれば一番いいのですが、私はお料理がそんなに得意ではなく、大抵は余してしまいます。
冷蔵庫に残して行くのはちょっと怖いし、かと言って全部捨ててしまうのはもったいない。
以前なら、罪の意識に苛まれながらも冷蔵庫に残して行き、結局帰ってきてから古くなった野菜たちを捨てることもありました。
でも、今は違います!
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」という本を購入してから、野菜を無駄にしてしまうことが本当に減りました。
今日は、私のような
・お料理はあんまり得意じゃない
・家事に、仕事に、子育てに…と忙しい
・冷凍保存には興味があるけれど、面倒な下ごしらえはしたくない
・冷凍保存の本を買ってみたものの、本棚の肥やしにしている
こんな忙しいママにぴったりの、生のまま野菜を冷凍しちゃう方法を教えてくれる「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」という本を、実際の冷凍作業の写真とともにご紹介します。
目次
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」とは?
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」とは、料理研究家 島本美由紀さんが著者の野菜フリージングの本です。
島本美由紀さんは、手軽に作れる美味しいレシピを考案したり、楽しく簡単に家事をする方法を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活躍されています。
忙しい主婦にとっても優しい
・楽しい
・簡単
・時短
を追求した、料理や家事の実用的なアイディアをたくさん著書にしてきました。
どうりで、私のようなタイプにぴったりだったわけです。
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」が忙しいママでも手軽に実践できちゃう3つのポイントとは?
実は、私フリージングの本はこれで4冊目なんです。
これでも、Amazonなどでたくさんのレビューを読んで
ですが、いざやってみると
・下ごしらえが面倒
・凍らせた後、使わない内に霜だらけになった
こんなことになり、どれも惨敗です。
ところが、この本だけは無理なく続けることができています。
こんなズボラな私でも「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」が実践できた、3つのポイントについてお伝えしていきます。
【ポイント1】下ごしらえなしで、生のまま冷凍できる
これは本当に大きかったですね。
これまでのフリージングの本に紹介されている方法って…
・下ゆでしてから冷凍する
・軽く調理してから冷凍する
こういうのが多かったんです。
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」に紹介されている方法は、ほとんどが
・調理する時に使いやすい大きさに切って冷凍する
これだけ。
茹でたりする下ごしらえがないと、本当に短時間で気楽に冷凍ができちゃうので、フリージングに対するハードルがすごく低くなりました。
【ポイント2】料理に使う時の用途が広い
下味をつけたり、茹でたりという工程がないこととも関係していますが、本当に生のまま冷凍するだけなので、使う料理があまり限定されないところもとても大きいです。
使いたい野菜を、使いたい量だけ、がさっとお鍋に入れるだけ。
茹でたりしていない分野菜もバラバラになりやすく、量も調節しやすいです。
しかも、味がついたりしていないので、用途が限られることもない。
味付けしてあると、どの料理に使ったら良いのか、私のようなお料理あまり得意でない場合は困るんですよね。
そして、いつも同じ料理になっちゃうという。
その点生のままフリージングするだけなら、いつもの感覚で野菜を使えるので使うときも用途に迷うことがなくなりました。
【ポイント3】フリージング方法が五十音順に紹介してある
そして、よくあるのが…
冷凍したい食材が載っているか、目次とにらめっこ…面倒です。
その点、「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」なら食材名の五十音順にフリージング方法が乗っています。
フリージング方法が載っているのかどうか、探すのが本当に簡単。
これは地味に、いつもとても助かっています。
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「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」にはどんな野菜のフリージング方法が載っているの?
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」には、なんと57種類もの野菜やきのこなどの食品のフリージング方法が載っています。
一例を挙げると
・大根、人参、ごぼう、れんこん、かぶなどの根菜類
・パプリカやピーマン
・さつまいも、里いも、じゃがいもなどの芋類
・にんにく、ゆず、レモン、ハーブ類、セロリ、三つ葉、みょうがなどの香味野菜
・きのこ類
こんな感じで、たくさんの食材が載っています。
更に…
・豆腐
・こんにゃく
・卵
・牛乳、生クリーム
こんなものまで載っています。
今まで冷凍なんてできないと思っていたものが冷凍できてしまったり、冷凍に向かないとされる野菜でも冷凍時の欠点を補う調理法が紹介されていたりするので、すごく助かります。
野菜を冷凍することで得られるメリットとは?
野菜を冷凍するメリット→野菜を無駄なく使いきれる!
この一言に尽きるのかと思いきや、そうではありませんでした。
本の中で紹介されているメリットはなんと10もありました。
更に、10のメリットには紹介されていないけれど、本の随所に散りばめられた「これはすごい」と思ったメリットも。
そのうちの6つをここでもご紹介しますね。
1. 火の通りが早くなり、味がしみやすい
大根などを調理する時、柔らかくなるまでに時間がかかりますよね。
あとは、玉ねぎをあめ色になるまで炒める時なんかも結構大変。
冷凍した野菜なら、短い調理時間で柔らかく煮えたり、玉ねぎがあめ色になったりします。
小さなお子さんのママにとって、夕食が早く作れるのは本当にうれしいですよね。
2. 甘みやうま味がアップする
一般的なイメージでは、
「冷凍=味が落ちる」
だと思うのですが、トマトやきのこ類など冷凍することでかえっておいしくなるものも。
冷凍できて、おいしいなんて、一石二鳥!
3. 余分な油を吸わなくなって、ヘルシー
冷凍した野菜からは、加熱する時に中から水分が出てくるので、余分な油を吸いにくくする効果があるそうです。
なすを炒める時などは、いくら油を足してもなくなっちゃう…なんてことになりがちですが、冷凍してあれば安心ですね。
4. ピーマンやセロリのクセが和らぐ
子どもに出すと苦労しがちなピーマンやセロリも、冷凍するとクセが和らぎ食べやすいお味に。
子どもの「ピーマンが食べられたよ!」という自信にもつながるし、小さいお子さんのママにはうれしいですね。
5. 冷凍すれば山芋もかゆくない!
おいしいけれど、口の周りがかゆくなっちゃう山芋。
なんと!冷凍するだけで、かゆくならないとろろ芋に大変身です。
山芋が好きなのにかゆくなりやすい方は、ぜひ挑戦してみてください!
6. 栄養価は、買ってすぐに冷凍する方が高い
冷凍したら、生と比べると栄養が壊れちゃったりしないかな…なんて心配になりますよね。
実は、野菜の栄養価は、栄養の種類にもよりますが、鮮度の高いものほど高い傾向にあり、時間がたつとともに失われていくのだそう。
買ってきてすぐに冷凍してしまうと、栄養が損なわれることなく取れるので、オススメです!
実際に野菜を生のまま冷凍してみたら、本当に簡単だった!
では、年末の帰省の際に冷蔵庫に余っていた野菜をほとんど冷凍した時の様子から、実際に生のままで野菜を冷凍してみたところを写真付きでご紹介します。
生のままで野菜を冷凍する時に用意するもの
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」でフリージングに使う道具は
・フリーザーバッグ
・キッチンペーパー
・金属製バット(アルミプレート)
・保存容器
この5つです。
この他に、もちろん包丁やまな板も使います。
どれもご家庭にありそうなものばかりですね。
金属製バットも良いですが、冷凍・解凍をスムーズにするためのプレートも販売されています。
我が家のものは、フリージングのムック本についていたものですが、アルミは熱伝導率が高いため、使うとやはり冷凍も解凍も早いですね。
もしちょうど良いものがない場合には、1つあるととっても便利ですよ。
また、葉もの野菜の水切りにはペーパータオルよりも、サラダピルスナーがオススメです。
サラダを作る時も水っぽさがなくなり美味しく仕上がるし、冷凍の時にも使えるので、とても重宝しています。
「生のままベジ冷凍」を実践してみた
では、ここからは冷凍作業の様子をご紹介します。
まずはレタスから。1玉の半分が余ってしまっていました。
芯をくりぬいて、ざく切りに。
あとは洗って、水切りして、袋詰めです。
次はキャベツ。
芯をくりぬいて…
ポトフ用に大きめにカットしてもOKですが、今回は量が中途半端だったので、ざく切りに。
レタスと同様に、袋詰めです。
白菜もざく切りに。
パプリカは芯と種を除いて、一口大に切ります。
ピーマンも同じように、芯と種を取り除いて…
一口大にカットしたら袋詰め。
ミニトマトは…
ヘタを取ったら丸ごと袋詰めでOKです。
袋詰めをした野菜たちはこんな感じ。
冷凍しやすいようにするには、平らに詰めたほうが良いそうですよ。
本にはもっと詳しく、写真付きで保存のコツが書いてあります。
我が家ではフリージングバッグに日付と名前を書いています。
よく冷凍する野菜についてはお名前付きのダブルクリップをテプラで作り…
こんな感じで収納しています。(このカゴごと冷凍庫へ入れます。)
今日は写真を撮るために、生のままでカゴに詰めていますが、本当はまず冷凍して、それからカゴに詰めています。
冷凍庫を開けた時に食材が一目瞭然なので、使いやすいです。
ちなみに、私は全部フリージングバッグに入れてしまいましたが、小分けにする場合にはラップに包んでからフリージングバッグに入れます。
更に、ジップロックコンテナのような容器に詰めると、長持ちしやすいとのことですが、我が家は面倒なのでやっていません(笑)
そして…
我が家の冷蔵庫の野菜室、こんなにがらんとなりました。
残っているのは、まだ大丈夫そうだったじゃがいもと玉ねぎのみ。
これなら数日にわたる帰省でも安心です。
(中がスッキリしたので、ついでに中のお掃除もしちゃいました。)
余談ですが…こちらの包丁もとってもおすすめです!
写真の中にチラチラと出てきた包丁、実は10年以上愛用しているもの。
専用のシャープナーで簡単に研ぐことができて、いつまでも本当に切れ味が良く、しかもオールステンレスなのでとっても清潔。
もし気になった方がいましたら、
【GLOBALオールステンレス包丁は、切れ味抜群で衛生的。子ども・赤ちゃんのいるご家庭に特におすすめです】

こちらの記事で、ぜひチェックしてみてください。
冷凍した野菜の保存期間は約1ヶ月!
冷凍した野菜の保存期間は、約1ヶ月です。
ちょっと買いすぎちゃった時にも、外食などで予定していた野菜が使いきれないときも、1ヶ月も保存ができれば、十分使い切れそうですよね。
私のように帰省の前にたくさん野菜を保存しても、家に戻ってから使うことができます。
以前なら、帰省や旅行の後は冷蔵庫に使えるものがな〜んにもなく、すぐに買い物に行かなきゃいけなかったのですが、冷凍するようになってからは大分楽になりました。
また、野菜が安かった時に計画的にたくさん買っておくこともできちゃいます。
お料理上手なママなら、週末にたくさん買っておいて、
・買ってきたらすぐに調理しやすいサイズに野菜を切る
・その週に使う分は冷蔵保存
・残りは冷凍保存
なんて下準備してしまえば、調理時間の時短にもなりますね。
冷凍した野菜の使い方は?
冷凍した野菜の使い方も、本にはレシピとともにちゃんと掲載されています。
ですが、基本的な使い方はとにかく簡単。
そのままお鍋やフライパンに入れてしまえばOKなんです!
注意点としては、野菜から水分が出やすくなるため、炒めたり、揚げたりする時には油がはねやすくなります。
・炒め物の場合は、油のハネが落ち着くまで蓋をする
・揚げ物の場合は、低音の油でじっくりあげる
この2つのポイントを押さえておけば、バッチリです。
「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」なら、めんどくさがりの忙しいママでも野菜を無駄なく手軽にフリージングできました
今まで食材の冷凍保存の本を何冊も買っては本棚の肥やしにしてきた私でも、「もっと野菜を!生のままベジ冷凍」だけは日々活用しています。
毎日のお料理にももちろん便利ですが、一番はやはり長く家を留守にする前。
この1冊があれば、野菜のフリージングについては他の本は要りません!
・生のまま
・調理する時に使いやすいサイズにして
・余分な水分は拭き取ってから
・アルミプレートなどを利用して冷凍
・使うときは、油はねに注意
もし野菜の冷凍保存に困っているようでしたら、ぜひ一度読んでみてくださいね。
本当におすすめです!